オンスロー:弦楽五重奏曲第32番,弦楽四重奏曲第10番 ジャリ(vn) コロ(va) 他 (CCV1002)
曲目・演奏者
●オンスロー:
[1] 弦楽五重奏曲第32番ニ短調 Op.78 (2vn, 2va, vc)
[2] 弦楽四重奏曲第10番ト長調 Op.10-1
■ジェラール・ジャリ, イヴォン・カラチリー(vn) セルジュ・コロ(va) ミシェル・トュルニュ(vc) [1]ブルーノ・パスキエ(va)
ディスク・データ
CD//海外盤 {ADD} CHARLIN*CCV 1002
発売:10年/録音:1971年頃/収録時間:46分
△バック・インレイに MADE IN FRANCE と記載
コンディション
◇ディスク:A-/ 小スリキズ少しあり(強め*動作確認済)
◇ブックレット:A-/ ツメ咬み痕少しあり
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)
録音データ・その他
☆フランスの名録音技師アンドレ・シャルランによるワン・ポイント録音。透明トレイを使用し、バック・インレイの裏側に シャルランの写真とその経歴が掲載されています (仏語)。−ジョルジュ・オンスロー (オンスロウ) はフランスの作曲家 (1784〜1953)。同性愛のスキャンダルから逃れるためにフランスに亡命していたイングランドの貴族を父に持ちます。作曲で身を立てていたわけではないとはいえ、アントニーン・レイハに作曲を学んでおり、余技的ではなく、本格的な作品をたくさん遺しました。当時 フランスではなかなか認められなかったものの、メンデルスゾーンやシューマンによって高く称賛され、ドイツで紹介されました。幅広いジャンルの曲を書きましたが、近年 特にたくさん書いた室内楽によって再評価が進んでいます。その中心は34曲もの弦楽五重奏曲と、37曲もの弦楽四重奏曲。このアルバムでもそこから1曲ずつが選ばれています。初期ロマン派の作風で、メンデルスゾーンなどを思わせますが、特に短調による[1]はメランコリックなメロディやドラマティックな展開が多くの聞き手の心をとらえることでしょう。
−ところで [2]はジャケットには Op.8、バック・インレイには Op.8-1 と書かれていますが (調性の記載なし)、第4番 Op.8-1 はハ短調で、実際の曲はト長調。ネットの動画で検索し いくつか聞いてみたところ、第10番ト長調 Op.10-1 であることが判明しました。オンスローの弦楽四重奏曲だけでも たくさんアップされていることに、オンスロー再評価が (海外では) 進んでいることを実感しました。
−フランスの名手による演奏は、ロマンティックに傾きすぎることなく、知と情のバランスのとれた見事な演奏です。
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