ヴェルディ:諸国民の讃歌,テ・デウム,「リゴレット」第3幕 他 トスカニーニ=NBCso 他 (BVCC9723)

メイン画像:ヴェルディ:諸国民の讃歌,テ・デウム,「リゴレット」第3幕 他 トスカニーニ=NBCso 他 (BVCC9723)ジャケット写真

商品番号:BVCC9723

  • 通常価格:850円(内税)
  • 会員価格:800円(内税)【5%OFF】

曲目・演奏者

●ヴェルディ:
[1] 歌劇「リゴレット」第3幕
[2] 同「ナブッコ」より「行け わが思いよ 黄金の翼にのって」(ユダヤ人捕虜の合唱)
[3]「諸国民の讃歌」(カンタータ)
[4] 聖歌四篇 より テ デウム

■アルトゥーロ・トスカニーニ指揮 NBCso
[1]レナード・ウォーレン(Br:リゴレット) ジンカ・ミラノフ(S:ジルダ) ジャン・ピアース(T:公爵) ナン・メリマン(MS:マッダレーナ) ニコラ・モスコーナ(Bs:スパラフチーレ) 他
[2,3]ウェストミンスターcho [3]J. ピアース(T) [4]ロバート・ショウcho

ディスク・データ

CD//国内盤 {MONO/ADD} BMG−RCA*BVCC-9723
 発売:98年/定価:1000円/録音:[1]1944年LIVE, [2,3]43, [4]54年/収録時間:67分
△トスカニーニ・エッセンシャル・コレクション Vol.18
△歌詞対訳掲載なし △KSレーザー・カッティング

コンディション

◇ディスク:B+/ スリキズ部分的にあり(小さめ・強め含む*動作確認済)
◇ブックレット:A-/ シワ少しあり 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:B+ ◇オビ:A-〜B+/ 直線状のシワ少しあり

録音データ・その他

☆[1]1944. 5. 25 マジソン スクエア ガーデンにおけるライヴ録音。[2]1943. 1, [3]43. 12 以上 NBC 8Hスタジオ,[4]1954. 3 NY カーネギー ホール。[2,4]は放送用録音。−当アルバムでは[1]終幕ですが、第1幕を2幕に分けた場合の「第4幕」と記載。
−[3]はヴェルディの “ケッサク”。1862年のロンドン万国博覧会のために作曲したもの。最初は合唱付きのテノールの勇壮なアリアのようですが、8分半くらいからフランス国歌 (ラ マルセイエーズ) 、イギリス国歌 (ゴッド セイヴ ザ クイーン)、イタリア国歌 (マメーリの讃歌 (イタリアの同胞よ)) が順に現われ、それらの主題による展開があるのです。さらに驚かされるのは イタリア国歌で ”Italia, patria mia” (わが祖国) を ”Italia, patria mia tradita” (裏切りの祖国) と歌っていること。本来はトスカニーニの思いを乗せて高らかに「わが祖国」と歌われるところでしょうが、録音は1943年。ファシスト政権を嫌ってアメリカへ亡命したトスカニーニの苦渋の抵抗ということでしょう。続けて「アイーダ」大行進曲のような部分が現われることにも驚かされますが、さらにさらに、最後 ソ連国歌「インターナショナル」が現われ、続けてアメリカ国歌「星条旗」が!! こんな体裁のおかしな曲をヴェルディが本当に作ったのか と不思議に思って調べてみると、どうやらトスカニーニが編曲したようです。そりゃそうですね。作曲当時 ソ連はないですから。それにしても祖国を捨てて連合国側の賛歌を演奏しなくてはならなかったトスカニーニの胸のうちはいかばかりであったでしょう。一見 芸術性の低いお祭り作品のようながら、演奏者トスカニーニとその時代を考え合わせると、感慨深いものがあります。−なお映画宣伝用に作られたものと同音源ながら 映像はほとんど別録りとのこと。そしてなんと映像では「インターナショナル」の部分が省かれています。ホント 当時の政治状況が複雑に絡んでいます。−なおブックレットには [4]についてのヴェルディ自身の、そしてトスカニーニの愛、そしてこの曲に関するふたりのほほえましいやりとりが掲載されています。

商品番号:BVCC9723

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