ウォルトン:ヴィオラ協奏曲,ヴァイオリン協 ケネディ(va, vn) プレヴィン=RPO (CDC749628)
曲目・演奏者
●ウォルトン:
[1] ヴィオラ協奏曲
[2] ヴァイオリン協奏曲
■ナイジェル・ケネディ([1]va, {2]vn) アンドレ・プレヴィン指揮 ロイヤルpo
ディスク・データ
CD//海外盤 {DDD} EMI*CDC 7 49628 2
発売:87年/録音:1987年/収録時間:57分
△ディスク=Made in the UK
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ 小スリキズ部分的にあり
◇ブックレット:A-〜B+/ ツメ咬み痕あり(強め含む) 白地部分に変色あり
◇プラケース:B+〜B
◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め) 背表紙赤色地に色あせあり(両方 / 片方軽め)
録音データ・その他
☆[1]1987. 9, [2]1987. 6 以上ロンドン・アビー ロード第1スタジオにおける録音。(P) アンドルー・キーナー、(E) マーク・ヴィガーズ。
−[1]は1929年作曲。ウォルオンは他にもヴァイオリン、チェロ、ピアノ (協奏交響曲) のために協奏曲を書いていますが、当作品は26歳という若い時期、一番最初に書いたもの。20世紀前半を代表するヴィオラ奏者 ライオネル・ターティスのために作曲したものの、モダンすぎるとして初演を断られたため、ヴィオラ奏者でもあった作曲家 パウル・ヒンデミットが初演をつとめました。メランコリックなアンダンテ、かっこいいヴィーヴォ、管弦楽によるフガートのクライマックスを持つ 凝った作りのアレグロという3つの楽章からなります (8'53+4'16+12'42)。プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番を手本としたとのことですが、そう言われればそれを思わせる部分があります。しかし若書きとは思えない完成度と言っていいでしょう。当時は大変モダンだった作風も今では充分親しみやすい。第2楽章はスケルツォ的でもありますが、切れ味鋭く、かっこいい。イギリス的とも言えそう。ヒンデミットはこの楽章を特に気に入っていたとのことです。
−[2]はハイフェッツからの委嘱を受けて1938〜39年作曲。43年改訂。近年 よく聞かれるようになってきた曲と言えるでしょう。メランコリックなアンダンテ、スケルツォ的楽章、盛り上がりのフィナーレという作りは[1]と似ていると言えそう (11'17+6'36+12'51)。ロマンティックでムーディーな第1楽章は大変 印象的ですが、第2楽章がナポリターナ風のカプリッチョ的プレスト、トリオはカンツォネッタというのも個性的です。
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