バーバー：交響曲第1番，アダージョ 他　ジンマン＝Balt （外argo）

曲目・演奏者

●バーバー：
[1] 弦楽のためのアダージョ Op.11
[2]「悪口学校」序曲 Op.5
[3] オーケストラのためのエッセイ第1番 Op.12
[4] シェリーによる場面の音楽 Op.7
[5] オーケストラのためのエッセイ第2番 Op.17
[6] 交響曲第1番ホ短調 Op.9

■デイヴィッド・ジンマン指揮 ボルティモアso

ディスク・データ

CD//海外盤 {DDD} argo＊436 288-2
　発売：92年／録音：1991年／収録時間：64分
△ディスク中心部の刻印＝Made in France by PMDC

コンディション

◇ディスク：A-〜B+/ スリキズ少しあり(強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：B/ シワ部分的にあり(強いシワ含む) ツメ咬み痕あり 内部白地部分に変色あり
◇プラケース：A-〜B+

録音データ・その他

☆1991. 9 ボルティモア・マイヤーホフ シンフォニー ホールにおける録音。(P) クリス・ヘイゼル、(E) サイモン・イードン。
[6]はバーバー初期の作品で、1936年作曲、1942〜43年 改訂。改訂版の初演はブルーノ・ワルター&フィラデルフィア管によっておこなわれました。ロマン主義的な濃密な叙情性、巧みな管弦楽法を持つ作品。悲劇的な曲想を持ち、単一楽章ですが、4つの部分に分かれ、第2部がスケルツォ、第3部が緩徐楽章の役割をしています。ちなみに当演奏では4つの部分にトラックが切られており、タイミングは 6'49+4'12+4'29+3'56。オーボエの息の長い美しい主題を持つ第3楽章は、バーバーの最も有名な「弦楽のためのアダージョ」のように単独で演奏されて人口に膾炙してもおかしくないような魅力的な曲。夜想曲のようですが、エキゾティックとも感じさせるクライマックスを築いた後 第4楽章に。第1主題に基づくパッサカリアで力強く、かっこよく曲を終えます。
−1985年から98年までボルティモア響の音楽監督をつとめ、その実力と人気を高めたジンマンのargoへの初録音でした。ジンマンは音のさばき方がうまく テクスチュアは明快、またクライマックスの作り方がうまくて、大変聞かせ上手。オケの合奏力も充分に発揮され、優れた演奏で楽しませてくれます。