ベートーヴェン序曲集 (7曲) クレンペラー=PO (CDM763611)
曲目・演奏者
●ベートーヴェン:
[1]「レオノーレ」序曲第1番 Op.138, [2]「 同 」序曲第2番 Op.72
[3]「 同 」序曲第3番 Op.72a, [4]「フィデリオ」序曲 Op.72b
[5]「献堂式」序曲 Op.124
[6]「シュテファン王」序曲 Op.117, [7]「コリオラン」序曲 Op.62
■オットー・クレンペラー指揮 フィルハーモニアo
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} EMI*CDM 7 63611 2
発売:90年/録音:[1-3]1963, [4]62, [5,6]59, [7]57年/収録時間:74分
△ディスク=Made in W. Germany / SONOPRESS D-5377 の刻印あり
△プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:B+〜B/ スリキズ部分的にあり(横方向*動作確認済)
◇ブックレット:A-〜B+/ シワ・ツメ咬み痕少しあり 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:B+〜B ◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)
録音データ・その他
☆[1-3]1963. 11, [4]1962. 2, [7]1957. 10 以上キングズウェイ ホール,[5,6]1959. 10 アビー ロード スタジオ (以上ロンドン) における録音。(P) ウォルター・レッグ, [5]ワルター・イェリネク、(E) ダグラス・ラーター。
−「フィデリオ」のための4つの序曲を取り上げているのが面白いところ。このオペラを得意としたクレンペラーのこだわりでしょうか。最初「フィデリオ」第1番で始まることに違和感を感じますが、どんどんあのオペラの世界に引き込まれていきます。それもその演奏が洗練とか美麗さに頓着しない音で鳴り響くから。あの牢獄の暗い空間で繰り広げられる生と死のドラマの雰囲気にピッタリです。冷徹・剛直な響き、音の凄まじい圧力。安易な情緒を完全にシャットアウト、あくまで音楽の本質を追求し、その高みを表現しようとする厳しい姿勢。フルートに滑らかに美しく吹かせようとせず、むしろ かすれさせるかのように吹かせるなんて。まるで尺八です。−特に[3,4]は圧倒的な演奏です。クレンペラーはまさに「指揮のツァラトゥストラ」でありましょう。
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