▽ロッシーニ：イタリアのトルコ人　シャイー＝スカラ； バルトリ(MS) コルベッリ(Br) 他 （POCL1832・2CD）

曲目・演奏者

●ロッシーニ：
「イタリアのトルコ人」全曲

■チェチーリア・バルトリ(S：フィオリッラ)　アレッサンドロ・コルベッリ(Bs：ジェローニオ)　ミケーレ・ペルトージ(Bs：セリム)　ラモン・バルカス(T：ナルチーゾ)　ラウラ・ポルヴェレッリ(MS：ザイーダ)　フランチェスコ・ピッコリ(T：アルバザール)　ロベルト・デ カンディア(Br：詩人)
　リッカルド・シャイー指揮 ミラノ・スカラ座o　同cho

ディスク・データ

CD// 国内盤 {DDD} Po−ロンドン＊POCL-1832〜3 (2枚組)
　発売：98年／定価：6116円／録音：1997年／収録時間：78+63分
△紙箱付き(▽厚さ3.2センチ)　△大判ブックレット付き(104ページ)　△歌詞対訳掲載

コンディション

◇ディスク：1)B-/ スリキズ部分的にあり(長め・強め含む) / レーベル面全体的にスリキズあり，2)B-〜C+/ 全体的にスリキズあり(横方向含む) / レーベル面に薄スリキズあり ＊2枚)動作確認済
◇ブックレット：A-〜B+/ 表紙一部に線キズあり 内部白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：B+　◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)
◇紙箱：B/ キズ・線キズ・角の傷み少しあり・点面に小汚れ少しあり スレ線部分的にあり
◇長オビなし

録音データ・その他

☆1997. 7 ミラノ・ヴェルディ音楽院における録音。(P) クリストファー・レーバーン。
−1992年の｢チェネレントラ」に続く シャイー&バルトーリのロッシーニ・オペラ録音でした。シャイーのロッシーニはこれまでに1979年「ウィリアム・テル」(DECCA)、1981年「セビリアの理髪師」(CBS) がありました。−ソプラノの役であるフィオリッラをバルトリが挑戦。ロッシーニの時代は歌手の声域は固まっていませんでしたので、特に奇異なことではないでしょう。素晴らしいアジリダを聞かせています。
−大成功した「アルジェのイタリア女」の反対、トルコ男の視点からのオペラ・ブッファ。しかしロマーニの台本はナンセンスで喜劇らしい喜劇「アルジェのイタリア女」とは異なり、詩人というドラマの進行役を中心に、トルコ男に恋する浮気な女性と、その女性を囲む男性たちとの間での仮面舞踏会によるアイデンティティ喪失状態で起きる愛の悲喜劇を描いています。−それにしてもこのオペラというと、セリムが船で現れる場面、モーツァルトの「ドン ジョヴァンニ」の亡霊登場シーンの音楽のパロディであるのは愉快ですね。

※なお国内盤にしては珍しく 紙箱がやや厚いため 天・底面にアーチ状の膨らみの癖がついています。ボール紙を挟み込んでお送りいたします。