ドヴォルザーク:チェコ組曲,アメリカ組曲 他 ドラティ=デトロイトso, RPO (POCL3143)
曲目・演奏者
●ドヴォルザーク:
[1] チェコ組曲ニ長調 Op.39
〔1. 前奏曲: パストラーレ,2. ポルカ,3. メヌエット: ソウセツカー,4. ロマンツェ,5. フィナーレ: フリアント〕
[2] プラハ・ワルツ
[3] ポロネーズ 変ホ長調
[4] ポルカ 変ロ長調 Op.53
[5] 夜想曲ロ長調 Op.40 (弦楽合奏)
[6] アメリカ組曲 Op.98B (5曲)
■アンタル・ドラティ指揮 [1-5]デトロイトso [6]ロイヤルpo
ディスク・データ
CD// 国内盤 {DDD} Po−ロンドン*POCL-3143
発売:93年/定価:2200円/録音:[1-5]1980, [6]82年/収録時間:68分
△ドラティの芸術シリーズ
コンディション
◇ディスク:A-/ 小スリキズ少しあり
◇ブックレット:A-/ シワ少しあり 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:A- ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり ◇オビ:A-/ 直線状のシワ少しあり
録音データ・その他
☆[1-5]1980. 6 デトロイト・ユナイテッド アーティスツ オーディトリアム,[6]1981. 1 ロンドン・キングズウェイ ホールにおける録音。(P) ジェイムズ・マリンソン、(E) [1-5]コリン・ムアフット,[6]ジョン・ダンカーリー。
−ドヴォルザークの比較的珍しい管弦楽曲集。[1]はドヴォルザークの出世作となったスラヴ舞曲集第1集に続いて作曲されたもの。第1曲: 前奏曲はパストラーレでバグパイプの音楽を思わせる牧歌的な調べ。第2曲: ポルカは多くの人の想像とは違っていることでしょう。短調の哀愁あるメロディです。中間部は長調の浮く立つような明るさがあります。第3曲: メヌエット (ソウセツカー)。メヌエットの優雅さとボヘミアのひなびた舞曲ソウセツカーの融合。第4曲: ロマンツェはフルートが主役の夜想曲。コールアングレがこの曲のみに登場し、フルートに寄り添います。フィナーレ (フリアント) は速いテンポを持つボヘミアの民族舞曲を模しており、野性味と高揚感が溢れるフィナーレにふさわしい音楽。トランペットとティンパニが加わり盛り上げます。民族色を充分に表し、かつ変化に富んだ佳作で、もっと演奏機会が増えてしかるべきと言えそうです。−一方 ドヴォルザークは弦楽四重奏曲第4番の第2楽章を弦楽五重奏曲の第2楽章 (5楽章の) に転用しましたが、それを省き、弦楽合奏用の独立した曲としたものが[5]。ドヴォルザークお気に入りだっただけあって美しい曲。少しずつ情感を加えていきます。
−以上[1-5]がオリジナル・アルバムで、[6]は新たに加えられたもの。しかしチェコ組曲とのカップリングとして、いい組み合わせです。アメリカ滞在中の1894年にピアノのための組曲 Op.98 として作曲されたものを、翌年 管弦楽用に編曲したもの。ドヴォルザークの生前には演奏されず、死後6年を経た1910年にプラハで初演されました。アメリカ先住民の歌とボヘミアのそれとの類似性を表わそうとするかのような作品です。
- [カートに入れる] のボタンがないものは売れてしまった商品です
- This is sold only in Japan.
- 商品データの見方はこちら
- ディスク各部の名称等について