ロッシーニ：スターバト・マーテル　ジュリーニ＝PO 他 （F35G50134）

曲目・演奏者

●ロッシーニ：
スターバト マーテル

■カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 フィルハーモニアo　同cho　カーティア・リッチャレッリ，ルチア・ヴァレンティーニ・テッラーニ(S)　ダルマシオ・ゴンザレス(T)　ルッジェーロ・ライモンディ(Bs)

ディスク・データ

CD// 国内盤 {DDD} Po−DG＊F35G 50134 (410 034-2)
　発売：85年／定価：3500円／録音：1981, 82年／収録時間：59分
△歌詞対訳掲載　△ディスク＝Made in W. Germany (ディスク中心部の刻印なし)
△プラケース＝ハード・タイプ (天面・低面にギザギザなし)

コンディション

◇ディスク：A-〜B+/ 小スリキズ部分的にあり 内縁にスリキズあり(強め)
◇ブックレット：B+/ シワ部分的にあり(小さめ・軽め) 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：B+　◇バック・インレイ一部に強いシワあり 白地部分に変色あり(軽め) 背表紙上部の黄色部分に軽い変色あり(片方)　◇ステッカーオビなし

録音データ・その他

☆1981. 8, 1982. 1 ロンドン・ワトフォード タウン ホールにおける録音。(P) ギュンター・プレースト、(E) ハンス- ペーター・シュヴァイクマン。
−ロッシーニの「スターバト マーテル」は湿っぽい音楽が続くナミダナミダの音楽ではなく、オペラティックでドラマティック。特に第8曲のアリアと合唱「裁きの日にわれを守りたまえ」はトランペットが豪壮に鳴り響き、まるでヴェルディのオペラのヒロインのアリアか、ヴェルディのレクィエムというようなドラマティックさ。それに続く「肉体は死んでも朽ちはてるとも」は一転 管弦楽は休みで、無伴奏合唱による神妙で静謐な歌。そして終曲「アーメン とこしえにわたり」は再び管弦楽が活躍、かっこいいアーメン・フーガで盛り上がる！ ロッシーニのサーヴィス精神が発揮されたその構成は「ランスへの旅」を思わせる面白さ。私は実はヴェルディのレクィエムを好んでいないのですが、この曲はその代わりという気がしています。 −ジュリーニの演奏はそうしたオペラティックな効果を強調して派手に演奏することはありません。宗教曲らしい格調と荘重を持って演奏しているのはさすがにジュリーニという気がします。
−国内初出盤。ただし この前に海外盤に日本語ステッカーオビを付けただけの “輸入盤” が出ていたかもしれません。