シュトラウス (ヨハンII, ヨーゼフ) 作品集　カラヤン＝WP （外EMI）

曲目・演奏者

●[1] J. シュトラウスII：｢こうもり」序曲
[2]　同 ：｢美しく青きドナウ」Op.314 (ワルツ)
[3]　同 ：皇帝円舞曲 Op.437， [4]　同 ：常動曲 Op.257
[5]　同 ：｢芸術家の生活」Op.316 (ワルツ)
[6]　同 ：｢酒・女・歌」Op.333 (ワルツ)
[7] ヨーゼフ・シュトラウス：｢天体の音楽」Op.235 (ワルツ)
[8] J. シュトラウスII：｢雷鳴と稲妻」Op.324 (ポルカ シュネル)
[9]　同 ：｢ジプシー男爵」序曲

■ヘルベルト・フォン カラヤン指揮 ウィーンpo

ディスク・データ

CD// 海外盤 {MONO/ ADD} EMI＊5 66395 2
　発売：97年／録音：1946〜49年／収録時間：58分
△カラヤン・エディション / 1946〜49 ウィーン時代　△ディスク＝MADE IN HOLLAND

コンディション

◇ディスク：B+〜B/ スリキズ部分的にあり(強め＊動作確認済)
◇ブックレット：A-/ ツメ咬み痕少しあり 内部白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース：B+

録音データ・その他

☆[1]1948. 11，[2,3,5,9]1946. 10，[4]1949. 1，[6-8]1949. 10； [1-4,6-9]ムジークフェラインザール，[5]ブラームスザール (以上ウィーン) における録音。(P) ウォルター・レッグ、(E) ダグラス・ラーター，アンソニー・グリフィス。
−SP録音からの復刻。アビー ロード スタジオでおこなわれたとのこと。−カラヤンの1946年といえば、戦時中 ナチ党員であったことを理由に ソ連占領軍によって公開演奏停止処分を受けた苦難の時期 (翌年 保留、その翌年に無罪)。しかし公開演奏禁止の時期もレコ−ド録音は禁止されていなかっため、EMIのプロデューサー ウォルター・レッグがフルトヴェングラーの次のスターをカラヤンと定め、 レコード録音を盛んにおこないました。当シリーズはそうした戦後すぐのカラヤンがウィーン・フィルと残した録音を復刻するシリーズ。当アルバムはシュトラウス兄妹の作品を集めたものです。
−若き日の演奏ながら若さで突っ走ることがないどころか、むしろゆったりしたテンポによる優美な表現が目立ち、ウィーン風のリズムの使用、ルバート (ポルタメントも少々) などのアゴーギグの駆使によって情感豊かな演奏を作り上げています。−ただしSP録音の収録時間の関係でしょう、繰り返しなどの省略がところどころにあります。またわずかながら 省略よって生じる不都合のつじつま合わせのための改変 (ブリッジの付加) があります。