ムソルグスキー:展覧会の絵 他 パイタ=ナショナルpo 他 (VDC1295)
曲目・演奏者
●[1] ムソルグスキー (ラヴェル編):「展覧会の絵」
[2] ボロディン:「中央アジアの草原にて」
[3] グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
■カルロス・パイタ指揮 [1]ナショナルpo [2]フィルハーモニックso
ディスク・データ
CD// 国内盤 {DDD} V−ロディア*VDC-1295
発売:89年/定価:3200円/録音:1981年/収録時間:44分
△ライナーノート:家里和夫 △スイスLODIA原盤 △プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:A-/ 小スリキズ少しあり
◇ブックレット:B+/ シワ部分的にあり(強め含む・小さめ) 内部白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:A-〜B+ ◇オビなし
録音データ・その他
☆1981年 ロンドン・キングズウェイ ホールにおける録音。(P) アンソニー・ホジソン。
−パイタはブエノスアイレス生まれ、アルゼンチン出身の指揮者 (1932- 2015)。若き日からヴィルヘルム・フルトヴェングラーに傾倒。その後アメリカに留学し、アルトゥール・ロジンスキに教えを受けました。帰国し、コロン歌劇場をはじめとして オペラ指揮者として活動。1968年には渡欧し、ロンドンDECCAと契約。ワーグナー管弦楽曲集はフランスACCディスク大賞を受賞し、その名を広く知らしめました。1980年代にスイスに独自レーベル「LODIA」を創設。腕利きの奏者を集めて独自のオケを組織し、自由に録音活動に取り組みました。いわゆる爆演系の個性的な演奏は日本でも評判となり、パイタが亡くなった現在もマニアに愛されています。−[1]は音の洗練を捨てていて粗削り。音を短めに扱いがちで、推進力があり動的、雄渾でマッチョ。描写的な側面にはこだわらず、またラヴェル編曲の西洋的な洗練を強調することもなく、愚直に音楽の持つアニマ (生命・魂) を引き出そうとしているかのようです。そうした特徴が自前のオケでだけではなく、ナショナル響でも聞かれることもスゴイ。[2]は大きく表情をつけた訴えかけの強い演奏。まるでロシアか東欧の演奏のようです。[3]はかのムラヴィンスキーの録音に対抗したような演奏です。
−当国内盤はその昔 日本ビクターがおこなっていたLODIAの国内盤化の1枚。ブックレット最終ページには5枚のパイタのアルバムが掲載されています。
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