モーツァルト:フィガロの結婚 (セッコ省略) カラヤン=WP; クンツ(Bs) 他 (CMS769639・2CD)
曲目・演奏者
●モーツァルト:
「フィガロの結婚」K.492 全曲 (レチタティーヴォ・セッコ省略)
■エーリヒ・クンツ(Br:フィガロ) イルムガルト・ゼーフリート(S:スザンナ) ジョージ・ロンドン(Br:伯爵) エリーザベト・シュヴァルツコップ(S:伯爵夫人) セーナ・ユリナッチ(S:ケルビーノ) マルヤン・ルス(Bs:バルトロ) エリーザベト・ヘンゲン(MS:マルチェッリーナ) エーリヒ・マイクート(T:バジーリオ, クルツィオ) ロスル・シュヴァイガー(S:バルバリーナ) 他
ヘルベルト・フォン カラヤン指揮 ウィーンpo ウィーン国立歌劇場cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {MONO/ ADD} EMI*CMS 7 69639 2 (2枚組)
発売:90年/録音:1950年/収録時間:62+56分
△伊語詞・英訳掲載 △ディスク=Made in UK / SWINDONの刻印あり
コンディション
◇ディスク:1)B/ スリキズ部分的にあり(縦方向長め含む・強め含む*動作確認済),2)A-〜B+/ スリキズ少しあり
◇ブックレット:B+/ シワ, 小キズ, 波うち少しあり(裏表紙背側端に強いシワあり) / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
録音データ・その他
☆1950. 9 ウィーンにおける録音。(P) ウォルター・レッグ、(E) ダグラス・ラーター。
−当時の録音習慣によってレチタティーヴォ・セッコが省略されているのが残念であるものの、当時のウィーンの名歌手を揃えており、興味深い録音です。主役級女声3人がよく、ゼーフリートは小型のシュヴァルツコップのよう。スザンナのコケットリーを表現していて大変魅力的です。クンツは喜劇的表現は控えめで上品ながら軽妙でフィガロに合っています。“セ” が “ゼ” や “ツェ” になるなどのドイツ訛りや発音間違いがあるのは御愛嬌。−壮年期のカラヤンは若々しく颯爽とした指揮。序曲は快速でかっこいい。歌でも快速調を駆使していますが、さすがに快速で飛ばしっぱなしではなく、遅いテンポも多用しています。−なおカラヤンは同年 ウィーン・フィルと「魔笛」、1954年にフィルハーモニア管と「コシ」を録音しています (以上EMI)。また1978年 同じウィーン・フィルと「フィガロ」を再録音しています (DECCA)。
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