ムソルグスキー：展覧会の絵，ラヴェル：ラ・ヴァルス 他　ブニアティシヴィリ(p) （SONY）

曲目・演奏者

　＜カレイドスコープ＞
●[1] ムソルグスキー：｢展覧会の絵」
[2] ラヴェル：｢ラ ヴァルス」
[3] ストラヴィンスキー：｢ペトルーシュカ」からの3楽章

■カティア・ブニアティシヴィリ(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} SONY＊88875170032
　発売：16年／録音：2015年／収録時間：61分
△ディスク＝Made in the EU

コンディション

◇ディスク：A-/ 点キズわずかにあり
◇ブックレット：A-〜B+/ 小さなツメ咬み痕あり
◇プラケース：B+

録音データ・その他

☆2015. 8 ベルリン・フンクハウス・ナレーパシュトラッセ・ザール1における録音。(P) ニコラ・バルトロメー、(E) マクシミリアン・シウプ。
−ブニアティシヴィリ SONYへの4枚目のアルバム。ここでもブニアティシヴィリは奇才ぶりを発揮しています。[1]の冒頭のプロムナードが静かに優しく弾かれることに驚かないかたはおられますまい。その後も遅いテンポ、弱音を生かしており、よく練られた、思索的な演奏と言えそうです。とはいえやはりフォルテは速くてパワフル。最後の2曲もスケール大きく、充分に満足させてくれます。−[2,3]は若き日のアルゲリチか、それ以上というような激しいテンペラメント。特に[2]のテンポを大胆に動かした、曲芸的な部分を含む極端な演奏で、半分冗談のようでもあり、好悪を分けそうです。ただこの曲 最後は破壊を迎えるというプロットですので、それを拡大解釈したと言えるかもしれません。[3]も大胆にして鮮やか。−録音も素晴らしい。
−ジャケットは文字がなく、ブニアティシヴィリの写真のみ。プラケースのおもてに右手に透明地のシールにタイトルや曲目が掛かれているという凝ったデザインです。