モーツァルト：ピアノ・ソナタ集 (第2, 3集)　ラローチャ(p) （RCA・バラ2枚セット）

曲目・演奏者

●モーツァルト：
　{1} 60709-2-RC
[1] ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.281 (第3番)
[2]　同　変ホ長調 K.282 (第4番)
[3]　同　ハ長調 K.545 (第15番 / 新全集: 第16番)
[4]　同　ニ長調 K.284 (第6番)　§
　{2} 09026-60454-2
[5] ピアノ・ソナタ ハ長調 K.309 (第7番)
[6]　同　イ短調 K.310 (第8番 / 新全集: 第9番)
[7]　同　ニ長調 K.311 (第9番 / 新全集: 第8番)
[8]　同　ハ長調 K.330 (第10番)

■アリシア・デ ラローチャ(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} RCA (BMG)＊60709-2-RC，09026-60454-2 ＜バラ2枚セット＞
　発売：91, 92年／録音：1989〜91年／収録時間：65分 / 71分
△ラローチャ / モーツァルト：ピアノソナタ全集第2集, 第3集　△ディスク＝Made in USA

コンディション

◇ディスク：2枚)B+/ スリキズ部分的にあり(小さめ / 強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：{1} B+/ 表紙両面部分的にシワあり(強いシワ含む) / 内部白地部分に変色あり(軽め)，{2} A-/ 軽シワ少しあり / 内部白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース：2枚)B+　◇2枚)バック・インレイ白地部分に軽い変色あり, {2}右側にシワあり(強め)

録音データ・その他

☆[1-4]1990. 6，[5]1990. 8 以上 NY・BMGスタジオA，[6,7]1989. 9 ケインブリッジ・音楽大学コンサート ホール，[8]1991. 8 NY・アメリカ文芸アカデミーにおける録音。(P) [1-5,8]デイヴィッド・フロスト，[6,7]ジェイムズ・バーネット、(E) [1-5.8]トム・ラザラス，[6,7]ジョン・バウアー。
−ラローチャが1989〜91年で完成させたモーツァルト：ソナタ全集 (+幻想曲, ロンド各2曲) の第2集と第3集をセットで。−ラローチャ円熟期のモーツァルトは自然体、音楽に語らせる演奏。強弱を大きくとってスケール感を出すのではなく おおらかで穏やかな表情。母性を感じる演奏というと先入観 丸出しになるでしょうか。とはいえ もちろん鈍い演奏ではなく、清潔なスタッカートを駆使した爽やかさがあり、表現は老いていません。特に緩徐楽章の美しさが素晴らしい。[6]でも悲劇的な情緒を強調せず、第1楽章冒頭、そっと開始されるのが印象的です。