ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ヌヴー(vn) Sイッセルシュテット=NWDR /L (30CD3026)
曲目・演奏者
●ブラームス:
ヴァイオリン協奏曲 Op.77 (カデンツァ:ヨアヒム)
■ジネット・ヌヴー(vn) ハンス・シュミット- イッセルシュテット指揮 北西ドイツ放送so
ディスク・データ
CD// 国内盤 {MONO/ AAD} Ph−フィリップス*30CD-3026
発売:86年/定価:3000円/録音:1948年LIVE/収録時間:40分
△ライナーノート:濱田滋郎 △プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:A-/ 点キズわずかにあり / 外縁にスリキズあり(強め含む)
◇ブックレット:B/ シワ部分的にあり(強いシワ含む) / 小さなツメ咬み痕あり(強め) / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め) ◇オビなし
録音データ・その他
☆1948. 5. 3 ハンブルク・ムジークハレにおけるライヴ録音。
−若き天才ヴァイオリニストとして将来が嘱望されながら 1949年10月 航空機事故によって30歳で死去したヌヴー。ブラームスのヴァイオリン協奏曲は得意のレパートリーで 4種の録音が残っています。他の3種は 1946. 8 EMIセッション録音 (ドブロヴェーン&PO)、1948. 4. 25 バーデン・バーデンLIVE (デゾルミエール&仏国立放送管)、1949. 6 LIVE (ドラティ&ハーグ・レジデンス管)。
−ライヴならではの異様な熱気とテンションの高さを持つ圧倒的な演奏。フランス生まれ、パリ音楽院で学んだ若き女流がブラームスでこのような演奏を成しえたことは驚くべきことではないのでしょうか。出だしの激しく駆け上がるフレージングを熱いながらもスルスル〜と足早に駆け上がること、あるいは第2楽章で顕著となる、細かいヴィヴラートをほどこし、ポルタメントを多用した滑らかなフレージングなどに往年のフランス風を感じるのは的外れでしょうか。−ヌヴーの演奏に加え、S- イッセルシュテットとオケも燃えていること、1948年にしては音がいいこともなんという幸運でしょうか。商業用の正規録音ではないながら、ヌヴーの代表的録音と言っていいでしょう。CD時代に入って真っ先に国内CD化され (当盤のことです)、広く親しまれるようになりました。−なお会場ノイズはありますが、終演後の拍手はありません。観客を入れた放送用録音でしょうか。
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