ドヴォルザーク:交響曲全集,3つの協奏曲 ビエロフラーヴェク=チェコpo 他 (DECCA・6CD)
曲目・演奏者
●ドヴォルザーク:
[1] 交響曲第1番ハ短調 Op.3「ズロニツェの鐘」
[2] チェロ協奏曲ロ短調 Op.106 §
[3] 交響曲第2番 変ロ長調 Op.4
[4] ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53 §
[5] 交響曲第3番変ホ長調 Op.10
[6] ピアノ協奏曲ト短調 Op.33 §
[7] 交響曲第4番ニ短調 Op.13
[8] 同 第5番ヘ長調 Op.76 §
[9] 同 第6番ニ長調 Op.60
[10] 同 第7番ニ短調 Op.70 §
[11] 同 第8番ト長調 Op.88
[12] 同 第9番ホ短調 Op.95「新世界より」
■イルジ・ビエロフラーヴェク指揮 チェコpo [2]アリサ・ワイラースタイン(vc) [4]フランク・ペーター・ツィンマーマン(vn) [6]ギャリック・オールソン(p)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} DECCA*478 6757 (6枚組)
発売:14年/録音:2012〜13年/収録時間:84+81+75+84+81+80分
△紙ケース・タイプ(クラムシェル型 / 厚さ2.5センチ) △厚紙ディスクケース
△ディスク=Made in the EU / ディスク中心部に Sony DADC の刻印あり
コンディション
◇ディスク:1,3,4)A-〜B+/ スリキズ少しあり,2,5)A〜A-,3,6)A-;6枚)内縁に細かいスリキズあり
◇ブックレット:A-〜B+/ 小シワ少しあり(強め含む) / 表紙両面に細かい汚れわずかにあり
◇紙ケース:A-/ 小キズ, 小汚れ少しあり
録音データ・その他
☆[1,3,5,8-10]2012. 12,[2]2013. 6,[6]2013. 7,[7,12]2013. 11,[4,11]2013. 12 以上プラハ・ルドルフィヌムにおける録音。(P) アレンド・ブローマン 他、(E) ペータ・ヘッカー 他。
−1989年に始まったビロード革命によって共産党体制が崩壊し、チェコの民主化が進められる中の1990年、ビエロフラーヴェクはチェコ・フィルの音楽監督 兼 首席指揮者の地位を得ました。しかし関係はよくなかったようで、1993年 団員による投票の結果 ドイツ人のゲルト・アルブレヒトにその座を明け渡すという屈辱を味わうことになってしまいました。しかし2012年 ビエロフラーヴェクはその円熟期、チェコ・フィルの首席指揮者に返り咲きます。雪辱を果たすかのように国際的な活動を展開しましたが、残念ながら2017年 71歳で亡くなってしまいました。DECCAにいくつかの録音を残しましたが、当アルバムは規模も考え合わせると同コンビの代表的録音でしょう。英グラモフォン賞 (オーケストラ部門) を受賞しています。チェコは昔から “弦の国” と呼ばれてきましたが、弦楽の繊細な美しさと、残響多めの録音とのマッチングが妙味と言えるのではないでしょうか。DECCAのドヴォルザーク交響曲全集は1960年代のケルテス以来。この演奏を聞いてチェコ・フィルの西欧風の洗練が相当進んでいることを感じますが、そうでなければ 同コンビのDECCA契約はかなわなかったのではないしょうか。ケルテスの全集のオケはロンドン響でした。
−一方 協奏曲のインターナショナルな3人の独奏者も魅力的。単独で既出であったワイラースタインの繊細かつ雄弁な演奏が素晴らしい。日本ではあまり人気がないながら欧米では人気が高いというオールソンは様々なレーベルに録音をおこなっていますが (近年はおもに hyperion)、DECCA録音は人生初ではないでしょうか。
−余談ながら主に古い録音、CDを扱っている私としては、3つの協奏曲も収録した80分越えの収録時間と、DECCAが SONYにディスクを製造してもらっていることにちょっとした驚きを感じます。
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