ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集 メロスQ (F95G50373・3CD)※西独プレス
曲目・演奏者
●ベートーヴェン:
[1] 弦楽四重奏曲第12番 Op.127
[2] 同 第14番 Op.131 §
[3] 同 第13番 Op.130
[4] 大フーガ Op.133 §
[5] 弦楽四重奏曲第15番 Op.132
[6] 同 第16番 Op.135
■メロスQ〔ヴィルヘルム・メルヒャー,ゲアハルト・フォス,ヘルマン・フォス,ペーター・ブック〕
ディスク・データ
CD// 国内盤 {DDD} Po−DG*F95G 50373〜5 (415 676-2) (3枚組)
発売:86年/定価:9500円/録音:[1,4,6]1984, [2,3,5]85年/収録時間:74+57+66分
△ライナーノート:C. フローロス,H. ヴィルトハーゲン (和訳)
△ディスク=Made in W-Germany by PolyGram (ディスク中心部の刻印なし)
コンディション
◇ディスク:1)A〜B+/ 小スリキズ部分的にあり / 内縁にスリキズあり(強め),2)A-/ 小スリキズ少しあり / 内外縁にスリキズあり(強め含む),3)A-〜B+/ スリキズ少しあり(外縁から / 強め*動作確認済) / 内縁にスリキズあり // レーベル面:3枚)スリキズ部分的にあり(強め含む)
◇ブックレット:B-〜C+/ シワ少しあり(小さめ / 強め含む) / 内部白地部分に変色あり(軽め) / 汚れ部分的にあり / スレ線部分的にあり / ホッチキスにサビあり / 書き込み少しあり(コンテンツ部分への鉛筆による数字いくつか)
◇プラケース:B+ ◇長オビなし
録音データ・その他
☆[1,4,6]1984. 12, [2,3,5]1985. 5 以上バンベルクにおける録音。(P) スティーヴン・ポール、(E) ハインツ・ヴィルトハーゲン。
−メロスQによる2回目のベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲録音のうちのひとつ。前期 (1983年録音)、中期 (1984年2, 7月) に続く完結編でした。1回目はデビュー間もない1960年代末から70年代はじめにかけてでした (INTERCORD)。−大変充実した演奏です。4つの線は強く太く 緊密で ヴォリュームがあり、厳しい造形を作り出しています。音楽は大きくうねり、声高で、訴えかけが強い。音色自体は美しいものの、感覚的な美しさを求めるのではなく、ベートーヴェン晩年の深遠な世界の内面に迫り、抉り出そうとする迫真があります。もっと明るく柔らかい雰囲気、落ち着いた音楽運びでもと思われるシーンがあるにはありますが、全曲が緊張感に貫かれた演奏は極めて完成度が高い。予想通り 大フーガで一大クライマックスを築いています。−彼らは1978年初来日時のインタビューで 「我らが本当の意味での一体感を持ちえるには10年を要しました。われらは独自の音とイメージを持つアンサンブルを作りたかったのです」 と言っていたとのことですが、メンバーを替えずに長年鍛錬してきたメロスQならでは。これを含むベートーヴェン全集は彼らの金字塔でしょう。
−海外盤を流用した国内初出盤。
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