▽マスカーニ:友人フリッツ ガヴァッツェーニ=; パヴァロッティ(T) フレーニ(S) 他 (CDS7479058・2CD)
曲目・演奏者
●マスカーニ:
「友人フリッツ」全曲
■ルチアーノ・パヴァロッティ(T:フリッツ) ミレッラ・フレー二(S:スゼル) ヴィンチェンツォ・サルディネロ(Br:ダヴィッド) ラウラ・ディディエ・ガンバルデッラ(MS:ベッペ) 他
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮 コヴェント ガーデン王立歌劇場o 同cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {ADD} EMI*CDS 7 47905 8 (2枚組)
発売:87年/録音:1968年/収録時間:62+30分
△紙箱付き(▽厚さ3.0センチ) △大判ブックレット付き(伊語詞・独英仏訳掲載)
△ディスク=Made in Holland / UDEN刻印あり
コンディション
◇ディスク:1)A〜A-/ 点キズわずかにあり,2)A〜A-/ 外縁に小スリキズ少しあり
◇ブックレット:B/ シワ部分的にあり(強いシワ, 強め含む / 表紙に大きめ) / 内部白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:B+ ◇紙箱:B/ 線キズ部分的にあり(強い線キズ含む / ハゲ少しあり / 角に小傷みあり)
録音データ・その他
☆1968. 8, 9 ロンドン・アビー ロード スタジオにおける録音。(P) クリストファ・ビショップ、(E) クリストファー・パーカー。
−「カヴァレリア ルスティカーナ」で成功を収めた翌年の作品。3幕。前作とは正反対、アルザスの田園風景を背景に繰り広げられる牧歌的な恋物語。−裕福な農場主フリッツは独身主義者。農場の美しい娘スゼルに心動かされるが、結婚しろと勧める司祭ダヴィッドに、ブドウ畑を賭けて結婚なんてしないと意地を張るフリッツ。しかしスゼルが若い金持ちと結婚するという話を聞かされ、悲しみに打ちひしがれるフリッツ。最後についにスゼルに愛を告白し、スゼルも受け入れる。賭けに勝ったダヴィッドがぶどう園をスゼルに贈呈すると宣言し、ハッピーエンド。
−全編 甘く感傷的なメロディに溢れた 愛すべきオペラ。何と言っても第2幕 スゼルとフリッツの「さくらんぼの二重唱」が有名。次に第1幕 フリッツに花束を差し出すスゼルのアリア「この僅かな花を」。そして第3幕前の間奏曲。オペラを知らないと牧歌的オペラには悲劇的すぎると感じられますが、フリッツのスゼルを失うことへの切羽詰まった思いを表すもので、互いに愛し合いながらもすれ違い、悲劇的な曲想の第3幕前半の予告でもあるわけです。ここがこのオペラの肝。フリッツの苦しい思いを吐露するアリア「おお愛よ 美しい心の光」、ベッペの歌などを挟んで、スゼルの悲しみのアリア「わたしには涙と苦しみしか残らない」。短い歌ですが、ふたりの二重唱が続き、ついにふたりは愛を訴え合います。−ひとつ気になるのは、第2幕 さくらんぼの二重唱の前の、花束を作りながら歌うスゼルの「美しい騎士様」。半音階的に上昇するメロディがなんとも不思議です。
−DECCA契約前のフレーニ&パヴァロッティは理想的な歌と言っていいでしょう。スゼル役はもっと軽いソプラノでも合いますが、少女ではなく、女性的なフレーニはリリックのお手本と言っていい歌唱です。パヴァロッティも (美声と言っていいのかはちょっと迷いますが) リリックのお手本でしょう。ほれぼれするような甘い歌唱です。彼は後年 オテッロまで歌いましたが、リリックな役柄が本職。ネモリーノでは歌が立派すぎますので、このフリッツなど最も合っている役柄のひとつでしょう。サルディネーロも好演。−指揮のガヴァッツェーニは職人技。カリスマ指揮者のように歌を支配するのではなく、スター歌手に気持ちよく歌ってもらうことが第一。緩さがありながらも情感的で、要所は締めています。
−「オペラ対訳プロジェクト」というサイトに歌詞対訳が掲載されています。
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