ヴィヴァルディ,アフノフ:四季 イゴニーナ(vn) パルティータens (MELODIYA)
曲目・演奏者
●[1] ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8-1〜4
[2] アフノフ:「四季」
■ジュリア・イゴニーナ(vn) パルティータ (ens)
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} MELODIYA*MEL CD 10 02230
発売:14年/録音:2013年/収録時間:56分
△ディジパック・タイプ △ディスク=MADE IN RUSSIA
コンディション
◇ディスク:B/ スリキズ部分的にあり(強め含む / 横方向含む*動作確認済)
◇ブックレット:B+〜B/ シワ部分的にあり(強め含む)
◇紙ケース:A-/ スレ線あり / 角1ヶ所に小さな傷みあり
録音データ・その他
☆2013年 ベラルーシ・シルマ小ホールにおける録音。(E) ヴァディム・キラノフ。
−イゴニーナはベラルーシ出身。ミンスクのグリンカ音楽院、続いてチャイコフスキー記念モスクワ音楽院で学び、14歳でベラルーシ国立響のソリストとしてデビュー。その後 数々のコンクールに参加し、2002年 スイスのシオン・ヴァレー国際ヴァイオリン・コンクールで第1位など優秀な成績を修めました。旧ソ連とその衛星国や (旧) 社会主義国中心に活躍し、2008年からは新ロシア四重奏団の1st-vnとして活躍しているとのことです。
−パルティータというアンサンブルについてライナーノートにはどこの国のアンサンブルか記載がありません。優秀なメンバーが揃っていること、結成間もないが作品を献呈されていると書かれています。メンバー表があり、vn4, va, vc, cb2, cemb という編成。皆 ロシア系の名前です。当演奏と同じメンバーかは不明ながら写真が掲載されていますが (10人)、皆若いです。
−[2]の作曲者 セルゲイ・アフモフについてはライナーノーツ、あるいは彼のウェブサイトにも出身、生年、出身校などの記載なし。ウェブサイトによると、オーボエ奏者としてキャリアをスタートし、その後 エレクトロニック音楽やロックンロールなどの他のジャンルに移ったものの、2005年 管弦楽と室内楽の作曲に専念するようになったとのことです。2003年以来 モスクワ在住。[2]は弦楽合奏 (独奏vn, cemb を含む) のための作品で、ヴィヴァルディの「四季」をイメージして作曲したことが分かります。4つの小品からなり、各曲のタイトルもイタリア語で、I: 春, 夏,II: 秋,III: 冬,IV: 春再び。ムーディーな曲で、ヴィヴァルディ「四季」の引用を一部含みます。
−モダン演奏ながらアーティキュレイションの工夫があり、多かれ少なかれピリオドの影響を受けるようになった現代的なスタイル。アンサンブルは精緻ではありませんが、溌剌とした演奏です。やや硬質で、明るくなめらかであるよりも強靭さ、暗さを感じるのはいかにもロシア系という感じ。イゴニーナはさすがになかなかうまい。彼女にも硬質な響き、強靭さ、暗さというロシア系の特徴と、装飾音などピリオドの影響を思わせる工夫があります。「冬」終曲の一部分でわざとリズムをぎこちなくしているのは、氷の上をおっかなびっくり歩くのを表しているのでしょう。−それにしても 当アルバムを最初見た時は MELODIYA レーベルとは思いませんでした。時代は変わりました。
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