エットレ・バスティアニーニ(Br) リサイタル 三浦洋一(p) /65年東京L (KICC58)
曲目・演奏者
<バスティアニーニ・リサイタル・1965>
●[1] ドゥランテ:清いおとめ 愛の泉よ
[2] グルック:いとしい恋人よ (「パリスとヘレネ」 より)
[3] ロッシーニ:動いてはいけない (「ウィリアム・テル」 より)
[4] ヴェルディ:カルロ 聞いてください … わたしは死ぬ (「ドン カルロ」 より)
[5] 同 :廷臣たち 卑しい人種よ (「リゴレット」 より)
[6] モーツァルト:窓辺に出でよ (「ドン ジョヴァンニ」 より セレナード)
[7] ロッシーニ:町の何でも屋のおでましだ (「セビリアの理髪師」 より)
[8] トスティ:セレナード, [9] デンツァ:妖精のまなざし
[10] デ クルティス:帰れソレントへ, [11] カルディッロ:カタリ カタリ
[12] ディ カプア:オ オレ ミオ, [13] ビッリ:こおろぎは歌う
[14] ジョルダーノ:祖国の敵か (「アンドレア・シェニエ」 より)
■エットレ・バスティアニーニ(Br) 三浦洋一(p)
ディスク・データ
CD// 国内盤 {ADD} K−セブンシーズ*KICC58
発売:91年/定価:2500円/録音:1965年LIVE/収録時間:48分
△歌詞対訳掲載 △ライナーノート:黒田恭一, 福原信夫, 高崎保男
△原盤=NHKサービス・センター △プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ 小スリキズ少しあり(強め*動作確認済)・外縁から(強め)
◇ブックレット:A-〜B+/ シワ部分的にあり(強め含む / めくりシワほとんどなし) / 内部に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白地部分に変色あり ◇オビなし
録音データ・その他
☆1965. 6. 9 東京文化会館におけるライヴ録音。
−最後の2曲はアンコールで、リサイタル全曲が収められています。−騎士的バリトンとして一世を風靡したバスティアニーニは1967年1月、喉頭がんのため44歳の若さで世を去りましたが、これはその1年半ほど前のライヴ。その歌声は オーヴァーワークからくる喉頭がんの影響もあるのでしょう、全盛期のものではなく、高音を中心としてところどころ荒れた感じになり、特に[7]の最後の高音部分、わずかながら声の裏返りがあり ショッキングですが、それでも 彼ならではの男が惚れる男前の歌声は他の追随を許さず、貴重な記録が 大変鮮明な音質で録音され、またCD化されたことに大いなる喜びを感じずにいられません。
−当盤は 1986年初出 K32Y185 の再発盤。この後の再発はありません。なお この後 バスティアニーニは日本で オケ伴奏と三浦洋一のピアノ伴奏で セッション録音による2枚のリサイタル・アルバムを作っており、2002年 1枚のCDにまとめられて発売されました。−ところで その2つのセッション分ではこのライヴと同様の8曲を歌っていますが、さらにその2つのセッション録音のうちでも2曲がダブっており、そのうちの1曲はこのライヴ盤でもアンコールで歌っている[13]です。タイトルとはイメージの違う、叙情的な、儚げな美しい歌で、私はこのアルバムで知り、大好きになった歌です。それだけ取り上げたということはバスティアニーニも好きだったのでしょう。まるでジェラールかルーナのような、オペラ的な歌い方とギャップがあるのですが、それが逆にほほえましく感じます。
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