エットレ・バスティアニーニ(Br)　ラスト・レコーディング (東京録音)　岩城宏之＝ 他 （NKCD3816）

曲目・演奏者

　＜バスティアニーニ、イタリアを歌う (ザ・ラスト・レコーディンッグ)＞
●[1] ディ カプア：オ ソレ ミオ， [2] トスティ：マレキアーレ
[3] デ クルティス：帰れソレントヘ， [4] 作者不詳：光さす窓辺
[5] カルディッロ：カタリ (つれない心)， [6] デンツァ：来れ
[7]　同 ：妖精のまなざし， [8] ビッリ：こおろぎは歌う
[9] トスティ：セレナータ， [10]　同 ：最後の歌
[11] デュランテ：清いおとめ愛の泉よ， [12] マルティーニ：愛の喜びは
[13] モーツァルト：｢ドン ジョヴァンニ」より セレナード: 窓辺においでよ
[14] ブロージ：ヴェネツィアの幻影， [15] ビッリ：こおろぎは歌う
[16] トスティ：最後の歌

■エットレ・バスティアニーニ(Br)　[1-10]岩城宏之 指揮 管弦楽団，[11-16]三浦洋一(p)

ディスク・データ

CD// 国内レーベル盤 {ADD} KI−セブンシーズ＊NKCD3816
　発売：02年／オープン価格／録音：1965年／収録時間：47分
△歌詞対訳掲載　△ライナーノート：福原信夫, 丸山幸子, 新井健司　△原盤＝キング・レコード

コンディション

◇ディスク：A-/ 小スリキズ少しあり 外縁に強めのスリキズあり
◇ブックレット：A-/ ジャケ面背側にシワ少しあり / ジャケ面に小キズわずかにあり / 表紙両面にスレ線少しあり
◇プラケース：B　◇オビ：B+/ シワ少しあり(強め含む) / 裏面に線キズ, 薄汚れ少しあり

録音データ・その他

☆[1-10]1965. 6. 28 杉並公会堂，[11-16]1965. 6. 26 目黒公会堂 (以上 東京) における録音。
−バスティアニーニが来日した際 キングに録音した2枚分のレコード用録音をまとめたもの ([11-16]は17cmコンパクト盤)。この1年半ほど後、44歳の若さで喉頭がんのため世を去った名バリトンの最後の録音となりました。声は全盛期そのままとはいきませんが (音質も良好とはいきませんが)、まぎれもなく騎士的バリトンとして一世を風靡した色気ある美声。同年6月9日 東京文化会館でのライブ録音 (NHK音源：1986年 K32Y-185, 1991年 KICC-58 で発売) とともに、名バリトンの早世を惜しみ、また日本で最後の録音が残された幸運をかみしめながら聞きましょう。最後の歌が「最後の歌」であるというのも因縁じみています。それにしてもバスティアニーニの[12]があるなんて。彼の学生時代に思いを馳せさせる なんともほほえましい歌声です。−なお歌詞対訳ではイタリア語で掲載されていますが、オリジナルのフランス語歌唱です。−[1-10]のオケはNHK響のメンバー。