シャブリエ:不完全な教育,4つの歌曲 アルトマン=OSCC,ブノワ(Br) 他 (CDM565155)

メイン画像:シャブリエ:不完全な教育,4つの歌曲 アルトマン=OSCC,ブノワ(Br) 他 (CDM565155)ジャケット写真

商品番号:CDM565155

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曲目・演奏者

●シャブリエ:
[1] 喜歌劇「不完全な教育」
[2] 太った七面鳥のバラード,セミ,陽気な豚の牧歌,小さいあひるのヴィラネル

■[1]リリアーヌ・ベルトン(S:エレーヌ) ジャーヌ・ベルビエ(MS:ゴントラン) ジャン- クリストフ・ブノワ(Br:プザニアス) ジャン- クロード・アルトマン指揮 パリ音楽院o
[2]ジャン- クリストフ・ブノワ(Br) アンリエット・ピュイグ- ロジェ(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} EMI*CDM 5 65155 2
 発売:94年/録音:[1]1965, [2]70年/収録時間:54分
△フランスのエスプリ・シリーズ △歌詞掲載なし △ディスク=Made in Holland

コンディション

◇ディスク:A-〜B+/ 小スリキズ少しあり(強め*動作確認済)
◇ブックレット:A-/ 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:A-〜B+ ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり

録音データ・その他

☆[1]1965. 11,[2]1970. 10, 11 以上パリ・サル ワグラムにおける録音。(P) ルネ・シャルラン、(E) [1]ヴァルター・ルールマン, [2]ポール・ヴァヴァスュール。
−[1]は「間違った教育」 「出来そこなった教育」 「教育欠如」など さまざまに訳される 1幕9場のオペレッタ。1878〜79年作曲。ラヴェル, アーン, メサジェなどに絶賛され、1924年 パリ公演に際してはダリウス・ミヨーが曲間のセリフの代わりとなるレチタティーヴォと エレーヌのアリアを作曲したとのこと。かつては愛されていたようです。この録音はオリジナル版で 曲間にはセリフが収録されています (結構 長い)。曲は 1. 序曲,2. プザニアスのシャンソン,3. ゴントランの手紙の歌,4. ゴントランとエレーヌの二重唱,5. ゴントランとプザニアスの喜劇的二重唱,6. ゴントランのクープレ,7. ゴントランとエレーヌの二重唱,8. フィナーレ。−ネットであらすじを探しましたがなさそう。おそらく内容が分からないのでタイトルの日本語訳も定まらないのでしょう。英語のあらすじをネットの自動翻訳したものなどを参考にして簡単に書いてみますと --- ふたりともまだ10代というゴントラン伯爵とエレーヌが結婚式から帰宅。夫婦となって最初の夜に何をするべきか分からず、家庭教師プザニウスらにアドヴァイスを求めるも教えてもらえない。夜になると嵐となり雷鳴が轟く。怖がったエレーヌが寝巻も着けずにゴントランのもとに。ゴントランは彼女の姿に感動し、手を握ってたくさんキス。そうしているうちに初夜にするべきことに気づいた --- というお話のようです。フランスの小劇場ならともかく 現代ではなかなか上演しにくそうですね…。しかしフィルアップの歌曲 (メロディ) ともにシャブリエならではの洒脱な作風の魅力に溢れています。いや この生き物を扱った4曲の歌曲はシャブリエの傑作といっていいのではないでしょうか。詞の皮肉とともに、明るく愛すべきメロディ、描写的で巧みな作曲技法。歌曲は言葉の壁があって、他国の作曲家の評価は器楽作品に偏りがちであるのは残念なことです。なお「太った七面鳥のバラード」には「ドン ジョヴァンニ」のパロディが現れます。
−[1]のタイトルは「不完全な教育」としました。家庭教師プザニアスはゴントランに人生に必要な学問をすべて教えてきたにも関わらず、「初夜におこなうべきこと」を教えられないということを暗示しているタイトルとすれば、それが一番しっくりくるような気がします。

商品番号:CDM565155

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