アルカン：ピアノ独奏のための協奏曲 他　マルテンポ(p) （PCL0061）

曲目・演奏者

●アルカン：短調による12の練習曲 Op.39 より
[1] ピアノ独奏による協奏曲 (第8〜10番)
[2] あたかも風のように (第1番イ短調)
[3] モロッソのリズムで (第2番ニ短調)
[4] 悪魔のスケルツォ (第3番ト短調)

■ヴィンチェンツォ・マルテンポ(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} PIANO CLASSICS＊PCL0061
　発売：13年／録音：2013年／収録時間：69分
△ディスク＝Manufactured in the EU

コンディション

◇ディスク：A
◇ブックレット：A-/ 小シワ少しあり
◇プラケース：A-〜B+

録音データ・その他

☆2013. 6 ローマ・ムジカンティ・スタジオにおける録音。(P, E) ジョヴァンニ・カルーソー。
−全12曲からなる「短調による12の練習曲」は1857年出版。｢長調による12の練習曲」Op.35 と対をなす曲集で、全曲は約2時間を要する巨大な曲集。ピアノ表現の限界を目指した、ピアノ書法のひとつの集大成とも言える作品です。また「交響曲」や「協奏曲」という題名を見てわかるとおり、オーケストラの響きの再現を目指しており、第8番から第10番の「協奏曲」はピアノ・ソロとトゥッティが書き分けられています。
−マルテンポはイタリア・ベネヴェント生まれ (1985- )。2005年 ローマ・サンタ チェチーリア音楽院を最高位の成績で卒業。その後も研鑽を積み、アシュケナージ、コチシュ、ソリアーノ、レヴィンなどのマスタークラスに参加しました。2006年 フェニーチェ座で開催されたプレミオ・ヴェネツィア・ピアノ・コンクールで優勝。以後 世界的なコンサート活動を展開しました。彼は幅広いレパートリーを誇りますが、超絶技巧曲を得意とし、中でもアルカンの演奏で名を馳せました。PIANO CLASSICSレーベルなどにアルカンの作品を多く録音しています。2014年 彼はロンドン・アルカン協会の名誉会員に指名。現在はイタリア音楽院などで後進の指導にもあたっているとのことです。