ジャン&ロベール・カサドシュ録音集 (ラヴェル, バッハ：p協奏曲含む) （外EMI・2CD）

曲目・演奏者

●[1] ラヴェル：ピアノ協奏曲
[2]　同 ：左手のためのピアノ協奏曲
[3] バッハ：ピアノ協奏曲第1番 BWV.1052
[4-9] ラモー：トリコテ，歓喜，エンハーモニック，エジプトの女，メヌエットI&II，勝ち誇った女 (以上 クラヴサン曲集, 新クラヴサン組曲 より)　§

[10] クープラン：クラヴサン曲集より 6曲〔1. 髪の油 (5)，2. 収穫する人々 (6)，3. 子守歌 またはゆりかごの中のいとし子 (15)，4. 編物をする女たち (23)，5. ティク- トク- ショック またはオリーヴしぼり機 (18)，6. お気に入り (3)〕 (各曲名の後のカッコ内の数字はその曲が含まれる組曲 (オルドル) を示します)
[11] プーランク：即興曲第5番イ短調
[12] フランセ：若い娘たちの5つの肖像 より「柔らかな｣，｢モダンな」
[13,14] タイユフィーユ：遅いワルツ，ラルゲット
[15-17] R. カサドシュ：サルダン，レゾナンス (C. パスキエの名による)，トッカータ Op.40
[18] D.スカルラッティ：ソナタ集〔1. 二長調 K.430，2. イ長調 K.533，3. 二長調 K.23，4. ロ短調 K.377，5. 二長調 K.96，6. 二長調 K.9，7. ト長調 K.125，8. ロ短調 K.27，9. ト長調 K.14，10. ホ短調 K.198，11. ト長調 K.13〕

■[1-17]ジャン・カサドシュ(p)　[1,2]ピエール・デルヴォー，[3]アンドレ・ヴァンドルノート指揮　[1-3]パリ音楽院o　[18]ロベール・カサドシュ(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {MONO/ ADD} 仏EMI＊5 69467 2 (2枚組)
　発売：96年／録音：[4-17]1954, [1]56, [3]56, [2]57, [18]37年／収録時間：74+63分
△ディジパック・タイプ (四ツ折 / ブックレットなし)　△ディスク＝MADE IN HOLLAND

コンディション

◇ディスク：1)B〜B-/ スリキズ部分的にあり(横方向, 小さめの強め含む＊動作確認済)，2)B+/ スリキズ部分的にあり
◇紙ケース：B+〜B/ 線キズ部分的にあり 角端に小ハゲあり

録音データ・その他

☆[1]1956. 7，[2]1957. 11，[3]1956. 10 以上サル ワグラム，[4-17]1954. 7 サル ドゥ ラ ミュティアリテ，[18]1937. 6, 9 サル プレイエル (以上パリ) における録音。(P) [1-17]ノルベルト・ガムソン、(E) [1,2]ポール・ヴァヴァスュール，[3-17]カルロ・ブルリン。
−ジャン・カサドシュはともにピアニストであった父ロベールと母ギャビーの子 (1927- 72)。1947年 デビュー、偉大な父ほどではないものの 演奏家として成功しました。録音はCBSへの父母との共演が知られていますが、これはEMIへのソロ録音を集めたもの。フランス・バロックや近代中心のプログラムが大変興味深く、父ロベールの小品3曲を含むというのも面白い。そしてロベールが戦前 EMIに残したスカルラッティ集。速くて軽くて 洒落ていて、最高の聞きものです。−なお現在 指揮者として活躍中のジャン・クロード・カサドシュはロベールの甥にあたります。
−[12]はいかにもフランセらしい洒落たセンスで魅了しますが、快活な「モダンな」の最後のほうで、アメリカのポピュラー音楽の断片が登場します。これがなんの曲だったか思い出せずに頭を悩ませております…。 −四ツ折のディジパック・タイプで その内部にコンテンツ、フランス語による解説が記載されています。ブックレットはもとから附いていません。