グリーグ：ノルウェー舞曲，抒情組曲，交響的舞曲　Nヤルヴィ＝Got （外DG）

曲目・演奏者

●グリーグ：
[1] (ジット編) ノルウェー舞曲 Op.35 (4曲) (管弦楽版)
[2] 抒情組曲〔1. 羊飼いの少年，2. 鐘の音，3. ノルウェー農民の行進，4. 夜想曲，5. 小人の行進〕 ((2)はアントン・ザイトル編)
[3] 交響的舞曲 Op.64

■ネーメ・ヤルヴィ指揮 エーテボリso

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} DG＊419 431-2
　発売：86年／録音：1986年／収録時間：68分
△ディスク＝MADE IN GERMANY BY PMDC　△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：A-〜B+/ スリキズ少しあり(強め＊動作確認済) / 内縁にスリキズ少しあり
◇ブックレット：A-〜B+/ シワ少しあり 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：A-〜B+　◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり

録音データ・その他

☆1986. 5 エーテボリ・コンサート ホールにおける録音。
−[1]はもとはピアノ連弾用の作品。グリーグは後に自分で管弦楽用編曲する予定だったのですが、ボヘミア出身のヴァイオリニスト・作曲家であるハンス・ジット (1850- 1922) によっておこなわれました。−[2]はピアノのための抒情小曲集第5集 Op.54 の6曲からの5曲。この管弦楽化はグリーグより先にニュー ヨーク・フィルの指揮者アントン・ザイドルによって無断で行われ、｢ノルウェー組曲」と名付けられました。ただしザイドルが編曲したのは ノルウェー農民の行進, 小人の行進, 夜想曲, 鐘の音の4曲。ザイドルの没後 グリーグはそれを聴いて、自らの手でオーケストレイションしたいと考え、ザイドル未亡人の承諾を得て (無断の編曲であったにもかかわらず)、ザイドル管弦楽版を改訂。その際「鐘の音」が省かれて原曲第1曲の「羊飼いの少年」を新たに編曲して加えられました。このヤルヴィの録音ではグリーグ編曲版に、グリーグが編曲しなかった(2)を加えているというわけです。−一方[3]はまずピアノ連弾曲として作曲され、グリーグ自らの手で管弦楽編曲したもの。いずれもノルウェーの民族色や舞曲的要素、あるいは美しいメロディと、楽しさに満ちた小曲たちです ([3]はやや規模が大きいですが)。