ウェーバー：5つの序曲 他，ヒンデミット：交響的変容　Nヤルヴィ＝PO （CHAN8766）

曲目・演奏者

●[1] ウェーバー：｢オイリアンテ」Op.81 序曲
[2]　同 ：｢魔弾の射手」Op.77 序曲
[3]　同 ：｢オベロン」序曲
[4]　同 ：｢幽霊の支配者」序曲
[5]　同 ：｢トゥーランドット」より 序曲と行進曲
[6] ヒンデミット：ウェーバーの主題による交響的変容

■ネーメ・ヤルヴィ指揮 フィルハーモニアo (ザ フィルハーモニア)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} CHANDOS＊CHAN 8766
　発売：89年／録音：1989年／収録時間：61分
△ディスク中心部 (透明プラスティック部分の外側の輪っか部分) に Sony DADC と刻印
△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：A-/ 小スリキズ少しあり(強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：A-/ 軽い小シワ少しあり
◇プラケース：B+　◇バック・インレイに小シワ(強め)・点キズ少しあり

録音データ・その他

☆1989. 4 ロンドン・セイント ジュード教会・セントラス スクエアにおける録音。(P) ブライアン・カズンズ、(E) ラルフ・カズンズ。
−ウェーバーの序曲と行進曲、そして[5]の序曲の主題を使った[6]というユニークな組み合わせ。−[5]の行進曲も序曲と同じ主題 (＝[6]の第2曲の主題) による曲。[6]の第2曲: トゥーランドット・スケルツォはピッコロによって主題が奏されますが、原曲[5]の序曲も同様で、ヒンデミットがそのまま引用しているのが面白い。支那風であるとともにトルコ風のようで、多分に諧謔的ですが、リズムを変えた[5]の行進曲は、ずっとトライアングルが鳴り、また「おもちゃの交響曲」を思わせるラッパが鳴ったり、さらにブサイクな曲です。ウェーバーにしては特異な曲と言えるのではないでしょうか。−一方[6]は4つの楽章からなり、他の3つの楽章はピアノ連弾のための8つの小品 Op.60からの曲を主題にしてますが、第2曲だけウェーバーの「トゥーランドット」のそのメロディを主題としています。
−ヤルヴィは特にウェーバーの序曲で、ダイナミックな部分は速めのテンポで思い切ってダイナミックに、美しいメロディを聞かせる部分は遅いテンポでじっくりと歌って、メリハリを大きくとり、面白く聞かせています。