ベートーヴェン：ヴァイオリン・ソナタ第5，8番 他　マルツィ(vn) 他 （SSS0183）

曲目・演奏者

●[1] シューベルト：華麗なるロンド D.895
[2] ベートーヴェン：ヴァイオリン・ソナタ第5番 Op.24
[3]　同 ： 同　第8番 Op.30-3

■ヨハンナ・マルツィ(vn)　ジャン・アントニエッティ(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {MONO/ ADD} WEITBRICK＊SSS0183-2
　発売：16年／録音：1957年／収録時間：56分
△ライナーノート和訳掲載 (大野澄明)　△輸入元 東武ランドシステムによる日本語オビ付き
△ディスク＝CD Pressed in JAPAN

コンディション

録音データ・その他

☆1957 .5. 18 ケルン放送第2ホールにおける録音。
−[2]はマルツィの録音の初レパートリーとのこと。−素晴らしい演奏です。マルツィはテクニックは万全で、音色も美しく、音の粒立ちがいい。多才な表情を聞かせるようなタイプではないようですが、知的なコントロールがきいているうえで、ダイナミズムの幅が大きく、表情に情感が充分に乗っている。媚びるようなところがなく、毅然として気品があるのは、彼女のポートレイトに笑ったものが少なく、キリッとしているところからくるイメージと合致しています。また録音もモノーラルとは思えないほどのいい音。ピアノはややこもりがちですが、ヴァイオリンは非常に鮮明。このような素晴らしい録音がまだ埋もれていることに驚かされました。