マルティヌー:フランチェスカのフレスコ画,寓話,交響曲第4番 アンセルメ=OSR /L (VEL2007)
曲目・演奏者
●マルティヌー:
[1]「ピエロ・デッラ フランチェスカのフレスコ画」(1955)
〔1. 十字架の木の礼拝とソロモン王とシバの女王の邂逅,2. コンスタンティヌス帝の夢,3. 戦い, その他のフレスコ画〕
[2] 交響曲第4番 (1945)
[3]「寓話」(1957) 〔1. 彫刻の寓話,2. 庭の寓話,3. 迷路の寓話〕
■エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンドo
ディスク・データ
CD// 海外盤 {MONO/ ADD} CASCAVELLE*VEL 2007
発売:91年/録音:[1]1961, [2]67, [3]62年 全LIVE/収録時間:74分
△OSRメモワール・シリーズ △ディスク中心部に TECVAL の刻印あり
△プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:A-〜B+/ 小スリキズ部分的にあり(強め含む*動作確認済)
◇ブックレット:A-/ 小シワ少しあり / 裏表紙に汚れわずかにあり / 白地部分に変色あり
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)
録音データ・その他
☆[1]1961. 2. 22,[2]1667. 3. 15,[3]1962. 2. 28 以上ジュネーヴ・ヴィクトリア ホールにおけるライヴ録音。
−[1]は1954年 イタリア旅行の際に訪れたアレッツォ・サン フランチェスコ聖堂中央礼拝堂のフランチェスカの「十字架物語」に基づく壁画に触発されて書かれた、ハープを伴う4管編成という大オーケストラのための作品です。マルティヌーは「フレスコ画には独特の厳格な静けさがあり、穏やかで感動的な詩が溢れている。それは私が音楽で表現したい暗い色の雰囲気を持つ」と語っていたとのことです。−[2]は4楽章からなります。マルティヌーはナチス・ドイツのブラックリストに載ったため アメリカに逃れていましたが、この交響曲は戦争終結後に書かれた作品。第3楽章: ラールゴにはその感動の涙、終楽章: ポーコ アレグロには喜びの爆発が描かれているようです。−[3]の最初の2曲はサン- テグジュベリの小説「城砦」、最後の曲はフランスの劇作家ジョルジュ・ヌヴーの劇「テセウスの旅」を題材にしているとのこと。それぞれ劇的な展開を持つ交響詩のようですが、哲学的な思想が反映されており、3つの楽章それぞれに人生や人間の探求が描かれているとのことです。
−特に[1,3]は作曲から10年も経っていない頃の演奏で、それもあってでしょう、緩さも聞かれますが、同時代の作曲家の作品の紹介に努め、マルティヌーとも親交があり、アメリカ避難の際には援助もしたというアンセルメの心意気を聞く演奏と言えるでしょう。
- [カートに入れる] のボタンがないものは売れてしまった商品です
- This is sold only in Japan.
- 商品データの見方はこちら
- ディスク各部の名称等について
- 商品等のお問い合わせはメールにてお願いしまします。電話はご容赦ください