セヴラック, シャブリエ, ショーソン, プーランク：ピアノ作品集　ルコント(p) （A27C3050）

曲目・演奏者

●[1] セヴラック：ロマンティックなワルツ (｢休暇の日々から｣ 第1集より)
[2,3]　同 ：｢セルダーニャ」(5つの絵画的練習曲) より リヴィアのキリスト像の前のラバひきたち，ラバひきたちの帰還
[4.5] シャブリエ：10の絵画的小品 より 即興曲，スケルツォ・ヴァルス
[6] ショーソン：いくつかの舞曲 Op.26〔1. 献辞，2. サラバンド，3. パヴァーヌ，4. フォルラーヌ〕
[7] プーランク：3つの小品〔1. パストラール，2. 讃歌，3. トッカータ〕

■ピエール・ルコント(p)

ディスク・データ

CD// 国内仕様盤 {DDD} NECアベニューーアダ＊A27C-3050 (ADDA＊581091)
　発売：90年／定価：2812円／録音：1985年／収録時間：57分
△海外盤に四ツ折の日本語解説書と長オビを附したもの　△ライナーノート：原明美
△ディスク中心部の刻印＝LORDISC (フランス)　△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：A-〜B+/ 小スリキズ少しあり / 外縁に小スリキズ少しあり(強め含む) // レーベル面にスリキズ少しあり(長い強め含む)
◇ブックレット：B+〜B/ シワ部分的にあり(強め含む) / 内部白地部分に変色あり
◇プラケース：B+〜B　◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
◇長オビ：B-〜C+/ 裏面に縦方向の強い折れ痕あり / その他シワあり(強め含む)

録音データ・その他

☆1985. 5 パリ・ラ クレ デュトにおける録音。(E) ジョルジュ・キスロフ。
−フランス近代の比較的珍しいピアノ曲を集めたアルバム。ピアニスト ルコントについてブックレットに40〜50代と思しき顔写真があるものの紹介なし。ネットを調べてもCD (録音) のデータは出るものの 経歴は見当たりませんでした。似た名前の指揮者 ピエール- ミシェル・ル コントはもちろん別人です。−CDは1990年前後に、メンデルスゾーン：ピアノ・ソナタ 他 (Ophelia, PAVANE)、モーツァルト：ピアノ・ソナタ 他 (PAVANE) が発売されていたようです。
−[2,3,6]収録と言えばジャン・ドワイアンのERATO録音を思い出しますが、ラコルトもひょっとすると頭にあったのかもしれません。珍しい[6]は有名な「詩曲」と同年の1896年作曲。バロック時代の組曲を思わせる構成ですが、終曲以外は遅いテンポで静かな曲で、各曲のスタイルの違いは大きくなく、まるで古代への憧憬があるかのような、ちょっとサティを思わせる斬新さもある、不思議な感覚を覚える曲です。ライナーにドビュッシーが好んだと書かれていますが、納得できるところ。第2曲はベートーヴェンのいわゆる「月光」第1楽章のパロディを含むようにも感じます。には(1'45+ 5'21+ 7'03+ 5'53)