ヴェルディ：レクィエム，シューベルト：ミサ曲第6番　ジュリーニ＝PO, NPO 他 /L （BBCL4029・2CD）

曲目・演奏者

●[1] ヴェルディ：｢シチリアの夕べの祈り」序曲
[2]　同　：レクィエム〔レクィエム〜アニュス デイ　§　ルクス エテルナ, リベラ メ〕
[3] シューベルト：ミサ曲第6番 変ホ長調 D.950

■カルロ・マリア・ジュリーニ指揮　[1,2]フィルハーモニアo　[3]ニュー フィルハーモニアo
[2]フィルハーモニアcho　エイミー・シュアード(S)　アンナ・レイノルズ(A)　リチャード・ルイス(T)　デイヴィッド・ウォード(Bs)　[3]スコットランド音楽祭cho　アン・パシュリー(S)　シビル・ミシェロウ(A)　デイヴィッド・ヒューズ，ダンカン・ローバートソン(T)　ウィリアム・マッキュー(Bs)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} BBC MUSIC＊BBCL 4029-2 (2枚組)
　発売：00年／録音：[1,2]1963, [3]68年 全LIVE／収録時間：75+77分
△BBCレジェンズ・シリーズ　△スリムケース・タイプ　△歌詞掲載なし
△ディスク＝Made in the EC

コンディション

◇ディスク：2枚)A-〜B+/ 小スリキズ少しあり(強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：A-〜B+/ シワ少しあり(強め) 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：B+〜B

録音データ・その他

☆[1]1963. 8. 7，[2]1963. 8. 5 以上ロンドン・ロイヤル アルバート ホール，[3]1968. 8. 31 エディンバラ音楽祭・アッシャー ホールにおける すべてライヴ録音。
−ジュリーニ&POは[2]を1963年9月と翌年4月、EMIにセッション録音をおこなっていますので、これはその録音が開始される前月のライヴ録音ということになります。セッション録音では、シュヴァルツコップら EMI専属の世界的大歌手が揃えられていますが、このライヴではイギリスで活躍していた実力派歌手です。−ジュリーニ指揮は重厚にして誠実、丁寧な音楽作りで、外面的な派手な効果を狙わず、真摯な祈りを感じさせるもの。いかにもジュリーニらしい音楽性ですが、そのうえで、ライヴらしい白熱を聞くことができるのがいい。−[2]はジュリーニの丁寧な音楽作りと誠実な音楽性が一層 曲想に合っているといえるでしょう。堂々たる構成力、優しく柔らかな響き、なんと美しい音楽でしょう。ジュリーニは1995年 バイエルン放送響 他とのSONYにセッション録音をおこないました。−年代を考えれば音質はまずまずというところでしょう。−余談ながら、テノールのリチャード・ルイス (1914- 90) の本名はトーマス・トーマス (Thomas Thomas) というのですね。