クナッパーツブッシュ＝バイエルン国立o / ポップス・コンサート /L （KICC2024）未開封

曲目・演奏者

　＜南国のバラ / ポップス・コンサート＞
●[1] ウェーバー (ヴァインガルトナー編)：｢舞踏への勧誘」Op.65
[2] J. シュトラウスII：｢ウィーンの森の物語」Op.325 (ワルツ)
[3]　同 ：｢千一夜物語」より 間奏曲
[4] ランナー：｢シェーンブルンの人々」Op.200 (ワルツ)
[5] J. シュトラウスII：エジプト行進曲 Op.335 (終結部)
[6] シューベルト：軍隊行進曲 Op.51-1
[7] J. シュトラウスII：アンネン・ポルカ Op.117
[8]　同 ：｢南国のバラ」Op.388 (ワルツ)
[9]　同　&ヨーゼフ：ピッツィカート・ポルカ
[10] コムザークII：｢バーデン娘」Op.257 (ワルツ)

■ハンス・クナッパーツブッシュ指揮 バイエルン国立o　[2]ルーディ・クナーブル(ﾂｨﾀｰ)

ディスク・データ

CD// 国内盤 {MONO/ ADD} K−セブンシーズ＊KICC 2024
　発売：90年／定価：2500円／録音：1955年LIVE／収録時間：65分
△超絶！クナッパーツブッシュ 不滅のライブ シリーズ　△原盤：カナダCAVIER

コンディション

◆未開封品

録音データ・その他

☆1955. 3. 20 ミュンヘン・コングレスザールにおける録音。
−とにかく驚きに満ちたアルバム。｢牛刀をもって鶏を割く」ような巨大なスケール感！ こんなワルツ集 (+ポルカ・行進曲)、ほかにありません。それととともに おかしな編曲やカットで聞き手を煙に巻くのもこのアルバムの面白さ。[1]はかのフェリックス・ヴァインガルトナー編曲。主部に入る前にフルートのトリルなどのカデンツァあり。ベルリオーズのように洗練されておらず ストコフスキー風 (あるいはディズニー・アニメ) ながら、対位法の面白さがあります。[2]はあの雰囲気のある序奏部をバッサリ カットしており、[5]でも序奏カットと思いきや、1分で曲が終わってしまう！ 三部形式のAの再現部分だけしか演奏していないわけです。[6]ではウィーン・フィルとのセッション録音で使ったウェニンガー編曲版ではなく、あまり行進曲的ではない、変わった コミカルな感じの管弦楽編曲版を使用。[7]では低弦による副旋律を強調し、[9]では強弱・遅速などのアゴーギクを大きくとってケレンいっぱい、スケール巨大。そのほかにもこんな音あったっけという部分など、誰かの名言のように “命は懸けて” はいないとは思いますが、音楽で遊び、人を驚かせるクナのユーモア。若き日に聞き 驚いて以来の私の愛聴盤 (愛蔵盤)です。