ビゼー:カルメン カラヤン=WS; シミオナート(MS) ゲッダ(T) 他 /L (AN3100・2CD)

メイン画像:ビゼー:カルメン カラヤン=WS; シミオナート(MS) ゲッダ(T) 他 /L (AN3100・2CD)ジャケット写真

商品番号:AN3100

  • 通常価格:1,500円(内税)
  • 会員価格:1,420円(内税)【5%OFF】

曲目・演奏者

●ビゼー:
「カルメン」全曲 (グランド オペラ版)

■ジュリエッタ・シミオナート(MS:カルメン)  ニコライ・ゲッダ(T:ドン ホセ) ミシェル・ルー(Br:エスカミーリョ) ヒルデ・ギューデン(S:ミカエラ) グラツィエラ・シュッティ(S:フラスキータ) ルイーザ・リバッキ(MS:メルセデス) ジーノ・デル シニョーレ(Br:ダンカイロ) マリオ・カルリン(T:レメンダード) エンツォ・ソルデッロ(Br:モラレス) 他
 ヘルベルト・フォン カラヤン 指揮 ウィーンso ウィーン楽友協会ジングフェライン(cho) ウィーン国立音楽院児童cho

ディスク・データ

CD// 海外盤 {MONO/ ADD} ANDANTE*AN3100 (2枚組)
 発売:08年/録音:1954年LIVE/収録時間:71+79分
△ディジパック・タイプ (三ツ折) △仏語詞・英訳掲載 △ディスク=Made in the EU

コンディション

◇ディスク:1)A-〜B+/ 小スリキズ少しあり / 内縁にスリキズあり,2)B/ スリキズ部分的にあり(強め含む)
◇ブックレット:B+/ シワ部分的にあり(少なめ / 強め含む) / 内部白地部分に軽い変色あり / 薄汚れ少しあり
◇紙ケース:B〜B-/ 線キズ部分的にあり(強め含む) / 端・角に傷み(ハゲ)あり / 薄汚れ部分的にあり

録音データ・その他

☆1954. 10. 8 ウィーン・ムジークフェラインザールにおけるライヴ録音。演奏会形式による。
−もちろんレチターティーヴォ付きのグランド・オペラ版。フランス語による上演ですが、ウィーンでフランス語上演というのはこの時代 まだ当たり前ではなかったのではないでしょうか。ロート ヴァイス ロート グループによる正規録音で音質は大変鮮明であるのが嬉しいところ。
−1948年からウィーン響の首席指揮者、翌49年からウィーン楽友協会の音楽監督をつとめていたカラヤン46歳の時の「カルメン」。1954年10月と言えば、才能を恐れられ パワハラに遭っていたフルトヴェングラー死去の前年にあたります。カラヤンは表現意欲旺盛、起伏の大きなオペラティックな指揮。ただし演奏会用形式ということが影響しているのでしょう、歌手たちはライヴのノリみたいなものはあまり感じられません。シミオナートもカルメンに没入し 激しい感情を表現するのではなく、端正な表現。大きなヴィヴラートのかかった柔らかな美声を聞かせます。ゲッダは激したフォルテを使わずに細やかな感情表現ではあるのはいつも通りでしょうか。ギューデンは私の愛する歌手。仏語の歌は珍しいでしょう。透明感ある歌の清純派というよりも コケットリーが零れ落ちるようなミカエラであるのが面白い。ルーは主要キャスト唯一のフランス人。個性を発揮し存在感を示すところまではいっていないでしょうか。−ふと思ったのですが、拍手は第1, 2, 4幕終わりにあるのみで、また会場ノイズもほとんど聞こえないことから、放送・録音前提の選ばれた観客のみを入れた特別公演だったのかも知れません。
−音質のよいヒストリック録音の発掘、豪華な装丁 (当盤は簡素ですが) でマニアをうならせた ANDANTEレーベルの1組。私も当時 そのラインナップに唸りましたが、新譜は値が張り 簡単には手が出せませんでした。
−やや不鮮明ながら 終演後と思しき写真掲載。舞台左手、合唱団の席から撮ったものでしょうか。舞台背後のオケ・メンバーもいませんので (ひとり拍手する人あり)、長いカーテンコールの終盤のひとコマなのかもしれません。中央のカラヤンは笑顔のようですが、いい加減 帰りたかったのか、隣のゲッダに笑顔はなく、シミオナートは左端、カラヤンと離れたところにいます。

商品番号:AN3100

  • 通常価格:1,500円(内税)
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