ヴェルディ:オテロ フルトヴェングラー=WP;ヴィナイ(T) 他 /L (外EMI・2CD)
曲目・演奏者
●ヴェルディ:
「オテッロ」全曲
■ラモン・ヴィナイ(T:オテッロ) ドラジカ・マルティニス(S:デズデモナ) パウル・シェフラー(Br:イャーゴ) ジークリンデ・ヴァーグナー(MS:エミーリア) アントン・デルモータ(T:カッシオ) ヨーゼフ・グラインドル(Bs:ロドヴィーコ) 他
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ウィーンpo ウィーン国立歌劇場cho
ディスク・データ
CD// 海外盤 {MONO/ ADD} EMI*5 65751 2 (2枚組)
発売:95年/録音:1951年LIVE/収録時間:72+77分
△フェストシュピーレドクメンテ・シリーズ △歌詞掲載なし
△ディスク=MADE IN HOLLAND
コンディション
◇ディスク:1)C/ スリキズ多し(横方向中心・強め含む) / レーベル面全体にスリキズあり,2)C+/ スリキズ多し(横方向中心, 小さな強め含む) / レーベル面部分的にスリキズあり(薄め);2枚)全曲の動作確認済
◇ブックレット:B/ シワ部分的にあり(強め含む) 白地部分に軽い変色あり 表紙両面に薄汚れあり
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり
録音データ・その他
☆1951. 8. 7 ザルツブルク音楽祭劇場におけるライヴ録音。
−フルトヴェングラーの唯一のイタリア・オペラ録音。非正規盤として知られていた演奏の、ORFの音源を使用した初の正規録音発売でした。−フルトヴェングラーは1910年代のマンハイム国民劇場時代には様々なオペラを指揮していましたが、それでもヴェルディのオペラは「アイーダ」と「オテロ」しか指揮したことがなかったとのこと。当録音はそれから30数年経ってザルツブルク音楽祭での「オテロ」。当時はザルツブルク音楽祭でヴェルディを上演すること自体が異例で、一種のチャレンジであったことでしょう。遅めのテンポを基調にしていて、特にデズデーモナの登場場面では一層テンポを落とし 彼女の純真無垢と悲劇を描いているのが特徴的。清純な乙女の犠牲という側面を強調しているとすれば、ワーグナーを意識していたと言えるのでしょうか。
−タイトルロールはチリ生まれで1940年代から60年代にかけてテノールおよびバリトンの両声域で活躍したヴィナイ (1912- 96)。デル モナコ以前のオテロ歌いとして有名で、トスカニーニの録音でも同役を歌っています。極めてロブストで野太い声質で、デル モナコ以前のオテロ歌いの典型のスタイルと言っていいでしょう。デズデーモナはクロアチア出身でウィーンで活躍したソプラノ カルラ (本名ドラジカ)・マルティニス (1922- 2010)。声質はリリックですが、スピントな表現、あるいは思い切った感情表現も聞かれ、素晴らしい聞きもの。フルトヴェングラーのデズデーモナ強調の意図を見事に果たしているといえるのではないでしょうか。その他 シェフラー、ヴァーグナー、デルモータ、グラインドルというウィーン国立歌劇場常連のスターたちがイタリア・オペラに奮闘しています。ブックレットには数枚の舞台写真等が掲載。上演の雰囲気を伺い知ることができます。
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