ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ,草かげの小径にて 他 フィルクスニー(p) (RD60147)

メイン画像:ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ,草かげの小径にて 他 フィルクスニー(p) (RD60147)ジャケット写真

商品番号:RD60147

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曲目・演奏者

●ヤナーチェク:
[1] ピアノ・ソナタ「1905年10月1日街頭にて」
[2]「草かげの小径にて」組曲第1集 (10曲),第2集 (5曲)
[3]「思い出」
[4]「霧の中で」(4曲)

■ルドルフ・フィルクシュニー(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} RCA*RD60147
 発売:90年/録音:1989年/収録時間:70分
△ディスク=Made in Germany △プラケース=ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク:A-〜B+/ スリキズ一部にあり(強め*動作確認済)
◇ブックレット:A-/ 軽シワ少しあり 内部白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+ ◇バック・インレイ白色部分に変色あり(軽め)

録音データ・その他

☆1989. 6 NY・RCAスタジオAにおける録音。(P) デイヴィッド・フロスト、(E) ポール・グッドマン。
−マルティヌー:ピアノ作品集に続くフィルクシュニー晩年のRCA録音第2作でした。ヤナーチェクの弟子であった彼は師の作品を得意とし、CBSやDGにも録音していました。−[2]は故郷への憧憬と、娘オルガの死に触発され書かれた作品。1908年に作曲・出版された第1集、そこから外された小品と未発表作品を組み合わせて1942年に発表された “第2集” からなります。第1集の10曲は 「われらの夕べ」 「散りゆく木の葉」 「一緒においで」 「フリーデクの聖母マリア」 「彼女らは燕のように喋り立てた」 「言葉もなく」 「おやすみ」 「こんなにひどく怯えて」 「涙ながらに」 「ふくろうは飛び去らなかった」 というタイトル付き。それらは優しく物悲しいメロディを湛えた10編の詩。もちろん民族音楽的な要素が色濃くありながらも繊細で、センティメンタリズムが巨大に膨らむことがなく、悲しみを聞き手に強要するようなところがなく、独白のようなインティミットな音楽がすーっと心に染み入ってきます。私がヤナーチェクで最も好きな作品です。
一方 [4]は作曲家として成功する前の不安定な心情が表された作品。霧の中にいるような不安、移ろう心を表すかのように同じメロディやオスティナートが行き来します。激しい心情吐露ではなく、[2]に通じる叙情的な美しさがあります。
−フィルクシュニー晩年の演奏はヤナーチェクのエキセントリックな部分を強調することなく、繊細で柔らかく、詩情豊か。幼き日にヤナーチェクと親子のような関係を結び、彼のもとでピアノを学んだというフィルクシュニーの愛情が感じられます。

商品番号:RD60147

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