モーツァルト：フルート四重奏曲集，ob四重　ラルデ(fl) ゴア(ob) 他 （B15D39200）

曲目・演奏者

●モーツァルト：
[1] フルート四重奏曲第1番 K.285， [2]　同　第4番 K.298， [3]　同　第2番 K.285a
[4]　同　第3番 K.Anh171 (285b)
[5] オーボエ四重奏曲 K.370

■[1-4]クリスチャン・ラルデ(fl)　ジャン・ムイエール(vn)　クロード・ナヴォー(va)　ローラン・ピドゥー(vc)　[5]ジャン- ポール・ゴア(ob)　アルパード・ゲレツ(vn)　マックス・ルジュール(va)　フィリップ・メルムード(vc)

ディスク・データ

CD// 国内盤 {AAD} BMG−エラート＊B15D-39200
　発売：89年／定価：1545円／録音：[1-4]1976年頃, [5]1979, 80年／収録時間：65分
△エラート・エスプリ・シリーズ　△ライナーノート：岡本稔

コンディション

◇ディスク：B+/ スリキズ部分的にあり(強め含む・小さめ＊動作確認済)
◇ブックレット：A-〜B+/ シワ少しあり
◇プラケース：A-〜B+　◇バック・インレイに軽シワ少しあり　◇オビなし

録音データ・その他

☆[1-4]1976年頃 場所不明，[5]1979. 10，1980. 12 スイス・クリシール大ホールにおける録音。(E) [5]ピエール・ラヴォワ。
−[1-4]のラルデはフランスのフルート奏者 (1930- 2012) 。パリ音楽院に学び、1951年 ジュネーヴ国際コンクールで最高位を獲得。その後 ソリストとして国際的な活動を展開しました。夫人はハーピストのマリー・クレール・ジャメでふたりが共演した録音もよく知られています。[1-4]はラルデの当曲集2回目の録音で、ヴィア ノヴァQメンバーとの共演です。
−ゴアというオーボエ奏者についてはライナーにも紹介がなく ネット検索でもほとんどヒットしませんでした。スイス人のようですが生没年不明。録音はマイナー・レーベルに数点あるようです。当曲のオリジナル・アルバムはジョルダン&ローザンヌ室内管とのオーボエ協奏曲 (+アダージョ K.580a) でしょうか。 協奏曲とのカップリングというのも不自然な気もしますが、[5]の弦楽がローザンヌ室内管のメンバーだとすると不自然でもなさそうです。ゴアは音色の美しさ、テクニックの確かさとともに、繊細になりすぎず、ダイナミクスをしっかりと付けているのがいい。第2楽章のメランコリーの表現も見事で、この佳作の魅力を充分に表現しています。