ヴェルディ：トロヴァトーレ　セラフィン＝スカラ； ステッラ(S) バスティアニーニ(Br) 他 （外DG・2CD）

曲目・演奏者

●ヴェルディ：
「トロヴァトーレ｣ 全曲

■カルロ・ベルゴンツィ(T：マンリーコ)　アントニエッタ・ステッラ(S：レオノーレ)　エットーレ・バスティアニーニ(Br：ルーナ)　フィオレンツァ・コッソット(A：アズチェーナ)　イーヴォ・ヴィンコ(Bs：フェッランド) 他
　トゥリオ・セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座o　同cho

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} DG＊435 053-2 (2枚組)
　発売：--年／録音：1963年／収録時間：66+60分
△歌詞掲載なし　△ディスク中心部の刻印＝MADE IN GERMANY

コンディション

◇ディスク：1)B+/ スリキズ部分的にあり(小さめの強め・横方向含む＊動作確認済) 内縁にスリキズあり(強め含む)，2)B-/ スリキズ部分的にあり クモリ部分的にあり / レーベル面にキズ少しあり 中心部にクモリあり
◇ブックレット：B+/シワ少しあり 白地に軽い変色あり
◇プラケース：B+　※ケースは白色。ディスク・トレイ部分は新しいものに交換されています。その他の部分には軽い変色があり、上辺には汚れがあります。

録音データ・その他

☆1962. 7 ミラノ・スカラ座における録音。(P) ハンス・ヴェーバー、(E) ギュンター・ヘルマンス。
−セラフィンの指揮はアゴーギクを効かせてドラマティックな煽りをするというようなことがなく、神色泰然、大家の余裕。豊かな歌に溢れた まさに “ザ・イタオペ” という感じのこのオペラを、スカラのオケの豊麗で輝かしいカンタービレで 無理なくたっぷりと歌わせています。足りないものはなく、余計なものがない感じで まさに絶妙。当録音はセラフィン85歳時のものですが、まさに老境で到達した至芸と言えるでしょう。−歌も素晴らしく、特に音吐朗々、セクシーでかっこいいバスティアニーニは彼にとっても最高の歌唱と言えるのではないでしょうか。柔らかな発声が女性らしいステッラ、若き日の鋭く力強いコッソットも強い存在感を示しています。ベルゴンツィも好演ですが、彼には日本語風に言うとサ行がシャ行になるというクセがあり、気になるかたもおられることでしょう。訛りなのでしょうか？ −高校時代からの私の愛聴盤。その後 長い間 オペラにドップリとはまるきっかけとなった録音のひとつです。