リスト:ワーグナー・トランスクリプション集 バレンボイム(p) (外DG)

メイン画像:リスト:ワーグナー・トランスクリプション集 バレンボイム(p) (外DG)ジャケット写真

商品番号:415957

  • 通常価格:2,000円(内税)
  • 会員価格:1,600円(内税)【20%OFF】

曲目・演奏者

●リスト (ワーグナー原曲):
[1]「タンホイザー」より「ヴァルトブルク城への客人の入場」(S.445-1)
[2]「さまよえるオランダ人」より 紡ぎ歌 (S.440)
[3]「ローエングリン」より「エルザの夢とローエングリンの非難」(S.446-2)
[4]「トリスタンとイゾルデ」より「イゾルテの愛の死」(S.447)
[5]「さまよえるオランダ人」より「バラード」(S.441)
[6]「リエンツィ」の主題による幻想曲 (S.439)

■ダニエル・バレンボイム(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} DG*415 957-2
 発売:83年/録音:1982年/収録時間:50分
△ディスク中心部の刻印=MADE IN W. GERMANY BY PDO,415 957-2 01 #
△プラケース=ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク:A-/ 小スリキズ少しあり 内外縁にスリキズ少しあり / レーベル面中心部に薄スリキズ少しあり
◇ブックレット:A-〜B+/ 内部にシワ少しあり・細かい波うちあり 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース:A-〜B+ ◇バック・インレイ白地部分に変色あり

録音データ・その他

☆1982. 5 パリ・サル プレイェルにおける録音。(RS) ヴェルナー・マイヤー、(E) クラウス・シャイベ。
−こんな録音があったとは知りませんでした。ネット検索してみると、2017年に発売されたLPレコードは出てきますが、なかなかCDにあたりません。国内CDでは発売されたことがないのではないでしょうか。−曲名はリストによるもの。原曲を書いておきますと、[1]は第2幕第4場の大行進曲と合唱「歌の殿堂を讃えよう」。[2]は第2幕冒頭の合唱「ぶんぶん回れ糸車」。[3]は第1幕の「エルザの夢」と呼ばれる歌「ひとり寂しく悲しみの日々を」と、第3幕第2場、ローエングリンの「非難」というよりも、名前を聞きたがるエルザをなだめる場面。この2つの曲は続けて演奏されるわけではなく、インターヴァルが入ります。[4]は知らぬものはないであろう、オペラのフィナーレ。[5]は第2幕 ゼンダのバラード「真っ赤な帆に黒いマストの舟を」。そして[6]は3つの主題を使ったパラフレーズ。そのうちふたつは序曲で使われるなじみ深いメロディです。−その[6]以外は原曲にわりと忠実で、華麗なピアノ・テクニックを誇示するために自由に改変したという感じではなく、オペラ好きにも楽しめる編曲であるのが特徴といえそうです。−特に[1]は行進曲が終わった後の歌合戦の準備の場面の音楽まで演奏されることに喜んでしまいました。この部分、目立たないものの優しく美しいんですよね。行進曲に続けてその後のトランペットのファンファーレを口笛を吹いたのですが、バレンボイムのピアノも同じメロディを演奏しているではありませんか。リストはその後の優しい音楽を膨らませ、装飾音で彩りを施しています。リストもここの音楽が好きだったのだ!とちょっとした感動を覚えました。その後 行進曲に戻して勇壮に曲を終えるようにしています。−リスト弾きとは言えないバレンボイムの、華麗なテクニックや派手な効果よりも、ワーグナーのオペラの情感と抒情を大事にした演奏も素晴らしい。

商品番号:415957

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