マーラー：子供の不思議な角笛　シュヴァルツコップ(S) Fディースカウ(Br) セル＝LSO （TOCE3059）

曲目・演奏者

●マーラー：
「子供の不思議な角笛」全曲
〔1. 死んだ鼓手，2. うき世の暮らし，3. 無駄な骨折り，4. ラインの伝説，5. 少年鼓手，6. 歩哨の夜の歌，[7] この歌をひねり出したのはだれ?，[8] 高遠なる知性のおほめの言葉， [9] 魚に説教するパドヴァのアントニウス，[10] 塔の中の囚人の歌，[11] 不幸中の慰め， [12] 美しいトランペットの鳴り渡るところ〕

■[2-4,6,8,10-12]エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)　[1,3,5-7,9-12]ディートリヒ・フィッシャー- ディースカウ(Br)　[1-12]ジョージ・セル指揮 ロンドンso

ディスク・データ

CD// 国内盤 {ADD} To−EMI＊TOCE-3059
　発売：95年／定価：1700円／録音：1968年／収録時間：50分
△グランドマスター・シリーズ　△HS-2088リマスター　△歌詞対訳記載

コンディション

◇ディスク：A-/ 小スリキズわずかにあり / 外縁にスリキズ少しあり
◇ブックレット：B+/ シワ部分的にあり(小口側端に強め含む) / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：B+　◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり　◇オビ：A-〜B+/ シワ少しあり

録音データ・その他

☆1968. 3 ロンドン・キングズウェイ ホールにおける録音。
−第1曲の F- ディースカウの歌から圧倒されます。大声の美声、精妙なコントロール、巧みな感情表現。不気味な詩の鬼気迫る迫力。高校生の時にLPを買い、圧倒されたことを思い出します。当時 民謡風ではないなんて批判を読み、そんなもんかなと思いましたが、マーラーは別に民話の素朴さを生かして付曲したわけではないでしょう。シュヴァルツコップ、そしてセルも、精妙にして豊かな表現力で、不気味で示唆に富むテキストを鮮やかに聞かせてくれます。−なお当盤には 1969. 3 録音と記載されていますが、誤りとのこと。