モーツァルト：協奏交響曲，p協22番 他　ワルター＝NYP，コリリアーノ(vn) 他 /L （KICC2230）

曲目・演奏者

●モーツァルト：
[1]協奏交響曲 K.364 (vn, va)
[2]「フィガロの結婚」序曲
[3] ピアノ協奏曲第22番 K.482

■ブルーノ・ワルター指揮　[1,3]ニュー ヨークpo　[2]NBCso　[1]ジョン・コリリアーノ(vn)　ウィリアム・リンサー(va)　[3]アルトゥール・シュナーベル(p)

ディスク・データ

CD// 国内盤 {MONO/ ADD} K−セブンシーズ＊KICC 2230
　発売：92年／定価：2500円／録音：[3]1941, [1]46, [2]51年 全LIVE／収録時間：69分
△ワルター没後30年記念企画　△ライナーノート：出谷啓　△原盤：米M&A

コンディション

◇ディスク：B〜B-/ 小スリキズ部分的にあり(強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：A〜A-/ 内部白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：B+　◇バック・インレイ白地部分に変色あり(軽め)
◇オビ：B+/ シワ部分的にあり(ほとんど裏面の糊の影響)

録音データ・その他

☆[1]1946. 3. 10，[2]1951. 2. 24，[3]1941. 11. 13 以上ライヴ録音。
−ワルターは[1,3]の正規録音を残しておらず、また[1]はこれが国内初出であった録音です。部分的に雑音が強くなりますが、年代を考えれば全体としては聞きやすく、充分 演奏を楽しむことができるレヴェルです。特に[1]はワルター壮年期のロマンティックでヴィヴィッド、輝かしいとも言える演奏は、最晩年のステレオ・スタジオ録音とは全く異なった世界。魅了します。ふたりのソロ奏者はNYPの首席奏者。特に雄弁なカンタービレを聞かせるコリリアーノはNYPのコンマスを1946年から23年間つとめたヴァイオリニスト。同名のアメリカの現代音楽の作曲家は彼の息子です。それにしても終楽章終盤で聞きなれない音楽となり驚かされました。 vnとvaのカデンツァでした。無理やり挟み込んだような第3楽章のカデンツァは 私は初めて聞いたと思います。−[3]のシュナ−ベルも両端楽章で独創的なカデンツァを弾き、楽しませてくれます。特に第1楽章のほうはモダンに飛翔し 驚かされますが シュナーベル作なのでしょう。