バントック：縁日広場のフィフィネ，バーナーズ：ネプチューンの勝利 他　ビーチャム＝RPO, LPO （CDM763405）

曲目・演奏者

●[1] バントック：｢縁日広場のフィフィネ」(交響詩第3番)
[2] バックス：｢ファンドの園」(交響詩)
[3] バーナーズ：｢ネプチューンの勝利」(バレエ組曲 / 抜粋7曲)

■トーマス・ビーチャム指揮　[1,2]ロイヤルpo　[3]ロンドンpo　[1]ジャック・ブライマー(cl)　[3]ロバート・アルヴァ(Br)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {MONO/ ADD} EMI＊CDM 7 63405 2
　発売：91年／録音：[3]1937, [2]47, [1]49年／収録時間：64分
△ビーチャム・エディション　△ディスク＝Made in Holland　△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：A-〜B+/ 小スリキズ部分的にあり(強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：A-/ 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース：B+
◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり / 背表紙の赤色地に軽い色あせあり(片方)

録音データ・その他

☆[1]1949. 6, 7, 10，[2]1947. 12，[3]1937. 12 以上ロンドン・アビー ロード第1スタジオにおける録音。(P) [1,2]ローレンス・コリングウッド，[3]ウォルターレッグ、(E) [1,2]アーサー・クラーク，[3]不明。
−ビーチャムのイギリス音楽への愛着と、その紹介者たらんとした熱意が感じられる1枚です。−[1]グランヴィル・バントック (1868- 1946・英) はロンドン生まれながらケルトやスコットランドの民族性や音楽に興味を持ち、そうした要素が反映された作品を多数書きました。[1]はロバート・ブラウニングの詩にもとずく2部からなる規模の大きな交響詩。1911年完成。−[2]のアーノルド・バックス (1883- 1953・英) の名はCD時代になって 7曲の交響曲や多くの管弦楽曲が日本でも紹介され、広く知られるようになりました。[2]は1916年完成。アイルランドの神話上の登場人物で、海の王の娘であるファンドに霊感を受けて書かれたもの。バックスの代表作として比較的 有名な作品です。−[3]のロード・バーナーズ (1883- 1950・英) は作曲家で、また小説家、画家でもあったとのこと。バレエから7曲が選ばれていますが、[1,2]の詩的で幻想的な作風とはおもむきを異にしており、明るく喜劇的。3曲目のポルカでバリトン独唱が入りますが、なんともマヌケな雰囲気です。