オッフェンバック:チェロ協奏曲 他,ラロ:チェロ協奏曲 ハーノイ(vc) アルメイダ=Bou (外RCA)
曲目・演奏者
●[1] オッフェンバック:チェロ協奏曲 (軍隊協奏曲) ト長調 (クレマン補筆, カデンツァ作)
[2] 同 :アンダンテ
[3] ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調
■オーフラ・ハーノイ(vc) アントニオ・デ アルメイダ指揮 ボーンマスso
ディスク・データ
CD// 海外盤 {DDD} RCA*09026 68420 2
発売:96年/録音:1995年/収録時間:65分
△ディスク=Made in the EC △プラケース=ハード・タイプ
コンディション
◇ディスク:B+〜B/ スリキズ部分的にあり(強いスリキズ1本含む)*動作確認済
◇ブックレット:B+/ シワ部分的にあり(強め含む・小さめ) / 裏表紙に薄汚れ少しあり / 内部白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース:B+
録音データ・その他
☆[1]1995. 1,[2,3]1995. 5 ともにイギリス・ドーセット・プール アーツ センター・ウェセックス ホールにおける録音。(P) [1]アンドルー・キーナー,[2,3]スティーヴン・ジョンズ、(E) マイク・ハッチ。
−オッフェンバックは若い頃 “チェロのパガニーニ (あるいはリスト)” と言われた名手であったことからチェロの作品を残しています。チェロ協奏曲は同じト長調ながら当曲とは別の単一楽章の曲が1980年頃発見されており (デ アルメイダによると1850年頃の作品)、ハーノイが蘇演、録音もおこなっていますが (RCA)、当曲はそれとは別です。
ジャン- マックス・クレマンによる “Completed” とありますが、どれほどが残っていて、どう補筆したかは不明 (英語ライナーに記載されていると思いますが)。3楽章からなり、長い冒頭のオケ導入部が軍隊行進曲風。ただしチェロが入ってからは特に行進曲を感じさせませんので、ハーノイがナポレオンの軍隊を思わせるような衣装を着るほどでもないような気もします。まぁ かっこいいですけど。それよりもパガニーニの協奏曲の影響を感じます。高音による超絶技巧を取り入れ、“チェロのパガニーニ” にふさわしい音楽を書こうとしたのではないでしょうか。第2楽章: アンダンテはメランコリックな歌の楽章で、第3楽章は軽快で快活なロンド。これがいかにもオッフェンバックのオペレッタを思わせるもので、「地獄のオルフェ (天国と地獄)」第1幕第2場、神々がジュピテルの暴君ぶりを糾弾する場面の音楽に似たフレーズも現れます。大きく調子と表情を変えるのも「地獄のオルフェ」を思わせるものがあるというのは牽強付会でしょうか。隠れた名作とは言いませんが、充分に楽しい作品です (I: 14'15, II: 6'50, III: 8'07)。[2]も美しいメロディを持つ夜想曲風の佳作。単にメロディが美しいだけでなく、様々な工夫を凝らしています (8'14)。−デ アルメイダの献身的な指揮ぶりが印象的。[3]ではオケをパワフルに慣らし、ハーノイを盛り立てています。
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