マーラー：交響曲第9番，シェーンベルク：ヤコブの梯子　ギーレン＝SWRso 他 （外haenssler・2CD）

曲目・演奏者

●[1] シェーンベルク：｢ヤコブの梯子」(オラトリオ)
[2] マーラー：交響曲第8番 (千人の交響曲)〔第1部　§　第2部〕

■ミヒャエル・ギーレン指揮 南西ドイツ放送so (SWR)　[1]ベルリン放送cho　[2]エウロッパコールアカデミー(cho)，カルフ・アウレリウス・ゼンガークナーベン(児童cho)
[1]ジョン・ブレヒェラー(Br：ガブリエル)　グレン・ウィンスレイド，グイ・レナルド(T)　ハンノ・ミュラー- ブラッハマン，ジェイムス・ジョンソン(Br)　トーマス・ハーパー(T)　ローラ・アイキン(S)
[2]アレッサンドラ・マルク，マーガレット・ジェイン・レイ，クリスティアーネ・ベジガー(S)　ダグマール・ペコヴァ，エウゲニー・グリュネヴァルト(A)　G. ウィンスレイド(T)　アンソニー・マイケルズ- ムーア(Br)　ペーター・リカ(Bs)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} hänssler＊CD 93. 015 (2枚組)
　発売：02年／録音：[2]1996, [1]98年／収録時間：65+61分
△独語詞掲載, [2]第1部の羅語詞・独語訳掲載　△バック・インレイに Made in Germany と記載

コンディション

◇ディスク：1)A-〜B+/ スリキズ少しあり(小さめ / 強め含む)，2)B+/ スリキズ部分的にあり(強め含む)＊2枚)動作確認済
◇ブックレット：A-〜B+/ 内部にシワ少しあり / 裏表紙背側に強い小シワあり
◇プラケース：B+〜B

録音データ・その他

☆[1]1996. 8，[2]1998. 12 フライブルク・コンツェルトハウスにおける録音。(P) ヘルムート・ハヌシュ、(E) ウーテ・ハッセ。
−[2]「千人の交響曲」はギーレン2度目の録音。1回目の1981年 ライヴ録音 (SONY) はこの作品の演奏時間最短記録でしたが、17年後のこの録音では全体で11分以上も長くなっているとのことです。
―[1]「ヤコブのはしご」は1917年から始められたものの全曲の完成をみることなく、弟子のヴィンフリート・ツィリヒによる補筆作業により第1部が完成されたという未完の作品。シェーンベルク自ら書いた台本は、旧約聖書や 、バルザックの「セラフィータ」終章「昇天」、ストリンドベリの「ヤコブの格闘」などからインスピレーションを得たもの。台本のみ1911年 朗読で初演がおこなわれ、音楽が書かれなかった第2部を含む完全な形で出版されました。ストーリーは、人々の魂が大天使ガブリエリの導きによって神のもとへ昇っていくまでを描いたもの。−当初、フルート20本を含む巨大オーケストラと、13人の独唱者、700人を越える合唱団、4群の別働アンサンブルを用いるという大がかりな編成が想定されたり、4楽章の交響曲にするということも考えられこともあったとのこと。結局はそこまでの巨大な作品にはなりませんでしたが、4群の別働アンサンブルという手法は実体化され、終曲「交響的間奏曲」の最後では、ソプラノが左右に飛び交うなど 面白い効果をあげています。