モーツァルト：魔笛　スウィトナー＝SKB； シュライアー(T) 他 （RCA・2CD）

曲目・演奏者

●モーツァルト：
「魔笛」K.620 全曲

■ペーター・シュライアー(T：タミーノ)　ヘレン・ドナート(S：パミーナ)　ギュンター・ライプ(Bs：パパゲーノ)　テオ・アダム(Bs：ザラストロ)　シルヴィア・ゲスツィ(S：夜の女王)　ジークリフリート・フォーゲル(Bs：弁者)　レナーテ・ホフ(S：パパゲーナ)　ハラルト・ノイキルヒ(T：モノスタトス) 他
　オトマール・スイトナー指揮 シュターツカペレ ドレスデン　ライプツィヒ放送cho

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} RCA＊74321 32240 2 (2枚組)
　発売：96年／録音：1970年／収録時間：77+73分
△RCA GALA! シリーズ　△独語詞掲載　△ディスク＝MADE IN THE EC
△ARIOLA EURODISC原盤

コンディション

◇ディスク：2枚)A-〜B+/ 小スリキズ少しあり(強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：A-〜B+/ シワ少しあり(裏表紙に小さな強め含む)
◇プラケース：A-〜B+　◇フロント&バック・インレイ白地部分に軽い変色あり

録音データ・その他

☆1970. 6〜7 ドレスデン・ルカ教会における録音。(D) ディーター- ゲアハルト・ヴォルム。(E) クラウス・シュトリューベン。
−LP時代からの私の愛聴盤です。当時購入したオペラの雑誌で、高崎保男氏のこの録音に対する評価を見て ぜひ聞きたいと願いながらも 当時は残念ながら国内盤は廃盤でした。数年後 梅田のレコード屋で 海外盤LPを見つけて感激したのですが、同じようなエピソードを持つスイトナーの「フィガロ」の2〜3年前だったでしょう。−グランド オペラ的な志向とは正反対の小型の演奏ですが、スイトナーの優雅で軽快な指揮、ドレスデンの古雅な音色、シュライアー、ドナートをはじめとした若く清潔で端正な歌、あるいは美しい合唱が、純粋なものに触れるような、唯一無二の 愛すべき音の世界を作り出しています。そうした演奏を聞いて ふと、東西冷戦時代へのノスタルジー、あるいは社会主義国家の理想のはかなさへと思いが及ぶのは私だけでしょうか。なお ふたりの武者は男声合唱によっています。−高崎氏が何と書いておられたか、その雑誌がない今となっては知ることができないと思っていたのですが、試しに ｢スウィトナー、魔笛」に、覚えていた語句「フラスコ、香水」と合わせてネット検索してみると、なんと出てきました！ ＜あたかも小さなフラスコの中で手塩にかけて醸成した高価な香水を、狭い小さな容器にいったん集約した上で、必要なだけ少しずつ、真に注意深く耳を傾ける聴き手にだけ分かち与える、といった趣がある。＞　高崎氏からの引用と断っていないところをみると、このサイトは高崎氏のものなのでしょうか???
−当アルバムには、モノスタトス−フォーゲル(Bs) という誤記、弁者の記載がないとミスがあります。弁者がフォーゲルで、モノスタトスはノイキルヒ。余談ながら、大学生時代、名古屋でスイトナー&シュターツカペレ ベルリンによる「フィガロの結婚」を聞きに行ったのですが、バジーリオがノイキルヒでした。