シューベルト：ピアノ・ソナタ第20番，ドイツ舞曲 他　ツァハリアス(p)　{GOLD}（MDG3401440）

曲目・演奏者

●シューベルト：
[1] ピアノ・ソナタ第20番 D.959
[2] 6つのドイツ舞曲 D.820， [3] 4つのレントラー D.814
[4] ドイツ舞曲ヘ長調 D.841-1， [5] ワルツ ト長調 D.844

■クリスティアン・ツァハリアス(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {DDD} MDG＊MDG 340 1440-2
　発売：07年／録音：2006年／収録時間：56分
△ゴールドCD　△ディスク＝MADE IN GERMANY

コンディション

◇ディスク：B+〜B/ スリキズ部分的にあり(強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：B+/ 小シワ少しあり(強め含む) / ツメ咬み痕少しあり
◇プラケース：B+　◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり

録音データ・その他

☆2006. 11 ヘッセン州バート アーロルゼン・フュルストリッヒェ ライトバーンにおける録音。(P) ヴェルナー・ダアブリングハウス，ラインムンド・グリム、(E) フリードリヒ・ヴィルヘルム・レディング。
−ツァハリアスはインド生まれのドイツ人 (1950- )。カールスルーエ音楽院で学んだのち、1970年から73年までパリでヴラド・ペルルミュテールに師事。1969年 ジュネーヴ・コンクール、1973年 クライバーン・コンクールでともに2位受賞ののち、1975年 パリ・ラヴェル・コンクールで優勝、以後 国際的な活動を展開しました。1979年にはEMIと専属契約を結び、数多くのレコーディングをおこなうことになります。、その後 オーケストラ指揮を開始。2000年から13年までローザンヌ室内管の芸術監督をつとめ、現在ではオペラを指揮するなど 活動の幅を広げています。−ツァハリアスはシューベルトのピアノ・ソナタ主要11曲を 1992, 93年 EMIに録音していますので、これは再録音。なんでもツァハリアスのコンサートでこれらの曲の演奏を聴いていた MDGのスタッフがどうしても録音しなくては と考え、ツァハリアスのコンサート・ツアーの合間に時間を作ってもらい、このレコーディングをおこなったそうです。その結果 MIDEMインターナショナル・クラシック・アワードにて 2007年度のアーティスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、当アルバムのプラケースにもそのシールが 他の2枚のシールとともに貼られています。
−知的コントロールの効いた演奏で、第1楽章の第1主題提示も抑制した表現。しかしフォルテの威力は強烈で、第2楽章、｢冬の旅」を思わせるトボトボとした歩みから 恐怖の妄想にもだえ苦しむような中間部の表現など スゴイ。知的コントロールとロマン的表現の間を使い分けて よりシューベルト晩年の狂気性を強調するようである演奏は第3, 4楽章も同様です。