▽プッチーニ：三部作　マゼール＝； スコット, コトルバス(S) ゴッビ(Br) 他 （M3K79312・3CD）

　↑ 画像2枚目＝ 紙ケース収納の様子 (セット用プラケースの下に極厚のブックレット)

曲目・演奏者

●プッチーニ：
[1]「外套」 §
[2]「修道女アンジェリカ」 §
[3]「ジャンニ・スキッキ」 各全曲

■[1]イングヴァール・ヴィクセル(Br：ミケーレ)　プラシド・ドミンゴ(T：ルイージ)　レナータ・スコット(S：ジョルジェッタ)　ミシェル・セネシャル(T：ティンカ) 他
[2]R. スコット(S：アンジェリカ)　マリリン・ホーン(MS：公爵夫人)　イレアナ・コトルバス(S：ジェノヴィエッファ) 他
[3]ティート・ゴッビ(Br：ジャンニ)　I. コトルバス(S：ラウレッタ)　P. ドミンゴ(T：リヌッチョ)　ジャンカルロ・ルッカルディ(Bs：シモーネ)　アンナ・ディ スタジオ(MS：ツィータ) 他
　ロリン・マゼール指揮　[1,2]フィルハーモニアo　[3]ロンドンso　[1,2] アンブロジアン オペラcho　[2]デズボロー スクールcho

ディスク・データ

CD// 海外盤 {AAD} CBS＊M3K 79312 (3枚組)
　発売：--年／録音：1976, 77年／収録時間：55+59+53分
△クラムシェル型紙ケース・タイプ (▽厚さ4.1センチ)　△大判ブックレット付き(264ページ)
△伊語詞・仏英独訳掲載　△ディスク＝MADE IN AUSTRIA

コンディション

◇ディスク：1)A-〜B+/ 小スリキズ少しあり(強め含む＊動作確認済)・外縁にもあり，2)A-/ 小キズ少しあり(強め＊動作確認済)，3)A-/ 小スリキズ少しあり
◇ブックレット：B+〜B/ 表紙両面に強いシワ・波うち・線キズあり / 内部はきれい
◇プラケース：B+　◇バック・インレイ白色部分に軽い変色あり
◇紙ケース：A-〜B+/ 線キズ部分的にあり

録音データ・その他

☆[1]1977. 5，[2]1976. 7，[3]1976. 8；[1,2]ヘンリー・ウッド ホール，[3]EMIスタジオ (以上ロンドン) における録音。(P) [1,2]ポール・マイヤーズ，[3]ヴデイヴィッド・ハーヴィー、(E) マイク・ロス- トレヴァー 他。
−マゼールのCBS/ SONYへのプッチーニ・シリーズ第1作でした。ゴッビのジャンニは1958年 サンティーニ指揮 (EMI) 以来の録音。ゴッビは1913年生まれで、オペラ・デビューは1935年ですから、63歳 (の少し前)、デビュー41年目の録音ということになります。さすがに若い頃の声の張りそのままとはいきませんが、巧みな表現力による演劇的な歌で楽しませてくれます。なおゴッビはこの2年ほどのちの後の1979年に舞台を引退しています。−当代一のドラマティック・ソプラノであったスコット、可憐な少女を歌わせたら当代一であったコトルバスも素晴らしい。ドミンゴも輝かしくも 充分にドラマを表現しています ([3]のリヌッチョ役は贅沢な余興)。−マゼールの指揮は洗練を極め、精妙で神秘的。晩年のピエール・ブーレーズを思わせる鬼才ぶりです。劇場的ではなく、イタリア・オペラとしては異質なものですが、やはりスゴイ。特に「アンジェリカ」では世界観の一致を感じさせます。
−最初期のCDで、CBS独自であったゴツイ紙ケースも特徴的ですが、トラックがごくわずかにしかついていません。[1]はなし、[2]はアリア「母なしで」で、[3]はアリア「愛しのおとうちゃん」で切られているのみです。あらかじめご了承ください。