ベートーヴェン：ディアベリ変奏曲，ピアノ・ソナタ第31番　リヒテル(p) /L （PR254023）

曲目・演奏者

●ベートーヴェン：
[1] ディアベッリのワルツによる33の変奏曲 Op.120
[2] ピアノ・ソナタ第31番 Op.110

■スヴャトスラフ・リヒテル(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD/ STE, E-STE} PRAGA＊PR 254 023
　発売：93年／録音：[1]1986, [2]65年 ともにLIVE／収録時間：71分
△ディスク＝MADE IN FRANCE　△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：A-〜B+/ スリキズ少しあり(小さめ / 強め＊動作確認済) / 内縁にスリキズ少しあり(強め)
◇ブックレット：B+〜B/ シワ部分的にあり(強め含む) / 白地部分に変色あり, 薄汚れ少しあり
◇プラケース：B+

録音データ・その他

☆[1]1986. 5. 18，[2]1965. 6. 2 以上プラハにおけるライヴ録音。[2]は疑似ステレオ化。
−もとは1994年発売の国内仕様盤 KKCC-254 であったもので、二ツ折の日本語解説書 (ライナー：平林直哉) が附いています (左端近くに縦直線状のシワあり)。
−[1]は音質鮮明。疑似ステ化が施された[2]も悪くありません。ともに終演後の拍手あり。−[1]はライヴらしい覇気が漲った気宇の大きな演奏でありながら、各変奏の表情付けの妙が素晴らしい。あの暗く重く思索的な、そして素晴らしい第20変奏こそリヒテルがやりたかったことではないでしょうか。加えて次の変奏への強烈な変化。ちなみに次は「alla "Notte e giorno faticar" di Mozart」と書かれた変奏。テクニック的には完ぺきではありませんが、その代わりに含蓄のようなものが加わった素晴らしい演奏です。−トラックは[1]の各変奏に付けられており、[2]と合わせて全部で36あります。
−リヒテルによる[1]はPHILIPSから 1986. 6. 17 アムステルダム・コンセルトヘボウにおけるライヴ録音が発売されていました。