プーランク：枯渇，テネブレの7つの応唱 他　プレートル＝仏放送新po 他 （CDM764279）

曲目・演奏者

●プーランク：
[1]「枯渇」〔1. イナゴ， 2. 農村， 3. 偽りの未来， 4. 海の骸骨〕
[2] テネブレの7つの応唱
〔1. あなたがたはひと時も， 2. 極悪なる商人ユダは， 3. 裏切者はイェズスを， 4. わたしの目は涙で曇った， 5. あたりは暗闇となった， 6. 主が葬られて， 7. 見よ 正しい人がいかに死んでいくかを〕
[3] 悔悟節のための4つのモテット
〔1. 恐れと震え，2. わたしが選んだぶどうの木よ，3. 闇が訪れた，4. わが心いたく憂いて〕

■ジョルジュ・プレートル指揮 [1,2]フランス放送新po　[1,3]フランス放送cho　[2]サン シャペルcho　シャイヨー宮児童cho　アレクサンドル・カルパンティエ(B-S)　[3]キャテリーヌ・レネル(S)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} EMI＊CDM 7 64279 2
　発売：92年／録音：[1,2]1983, [3]84年／収録時間：56分
△フランスのエスプリ・シリーズ　△歌詞掲載なし　△ディスク＝Made in Holland
△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：B+/ スリキズ部分的にあり(強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：B〜B-/ シワ部分的にあり(強め含む) / 裏表紙に薄汚れ・スレ線少しあり / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：B　◇バック・インレイ白地部分に軽い変色あり

録音データ・その他

☆[1,2]1983. 12，[3]1984. 9 ともにパリ・サル ワグラムにおける録音。(P) [1,2]エリック・マクレオー，[3]デイヴィッド・グローヴズ、(E) [1,2]ロジェ・ドゥクルティユー，[3]ジョン・カーランダー。
−[1]はイギリスの詩人 エドワード・ジェイムズの詩をもとにした世俗カンタータ (仏語)。1937年作曲で、プーランクが書いた初めての管弦楽伴奏つき声楽曲であるとのこと。乾いて抑圧された シュール・レアリスティックな詩の内容で、[2]と同様 心地よい甘いメロディのない 不気味さと激しさを持つ作品です。−[2]は晩年の1961年作曲。リンカーン センター開館を祝うためにNYPから依頼を受けて作曲されたものですが 間に合わず、初演は1963年 プーランク没後でした (シッパース&NYP)。同年のヨーロッパ初演はプレートル&フランス放送国立管です。作品の内容は 聖木・金・土曜日の典礼から ゲッセマネの祈り、ユダの接吻、グルゴダの丘の場面を描くテキストを選び (羅語)、受難曲のミニチュア版のようなもの。プーランクは抒情性や、ボーイソプラノの透明な歌声を使いながらも、不協和音、複雑なリズムを含む激しく斬新な響きを駆使。晩年になっても芸術家魂が衰えなかったことが伺えます。−1983, 84年録音ながら [ADD] とあります。