グノー歌曲集 (16曲)　ラプラント(Br) ラシャンス(p) （AN2 9404）

曲目・演奏者

●グノー：
[1] ままならぬひと， [2] 5月初めの日， [3] 谷， [4] めざめ， [5] ヴェニス
[6] 春の歌， [7] いないひと， [8] セレナード， [9] 春に， [10] 2羽の鳩
[11] おいで 芝生が緑だから， [12] どこへ行くの？， [13] 恋人が死んだ
[14] 花の贈物， [15] ミニョン， [16] 願い

■ブルーノ・ラプラント(Br)　ジャニーヌ・ラシャンス(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} ANALEKTA＊AN 2 9404
　発売：--年／録音：1976年／収録時間：51分
△ディスク中心部の刻印＝made by / fabrique par DISQUE AMERIC CANADA
△歌詞対訳掲載なし　△プラケース＝ハード・タイプ

コンディション

◇ディスク：A-〜B+/ 小スリキズ少しあり / 外縁に強いスリキズ少しあり
◇ブックレット：B+/ 強いシワ部分的にあり(少なめ) / 白地部分に軽い変色あり
◇プラケース：B　◇バック・インレイ右寄りの部分 縦方向の波うちあり, 白地部分に変色あり(軽め)

録音データ・その他

☆1976 モントリオールにおける録音。(P) ジャック・ル カルヴェ、(E) ジャン・ドゥ ラ デュランティ。
−ラプラントはカナダ生まれのバリトン (1938- )。フランス・メロディ (歌曲) のスペシャリスト。CALLIOPEレーベルに録音されたマスネ、アーン、グノー歌曲集が1977年のフランス・ディスク大賞を受賞。その後も多くのフランス歌曲集を発表し、日本でもビクターから発売されました。−弱音中心の柔らかい美声、細かいヴィヴラートに優しく感情を乗せる歌い方は、シャンソンのように親しみやすいといえるでしょう。特にグノーのように比較的軽く、ロマンティックな歌曲にピタリとはまっています。
−当アルバムはカナダANALEKTAレーベル。一世を風靡した CALLIOPEとは別録音か、あるいはモントリオールでの録音ということでCALLIOPE録音と思っていたものは 実は ANALEKTA原盤だったのかとも思いましたが、プロデューサーがジャック・ル カルヴェということで、やはりオリジナルはCALLIOPE録音で間違いないようです。そもそも 1978年 ANALEKTAレーベルは存在しませんでした。自国のスター歌手の録音ということで発売権を買って発売したものであると思われます。バック・インレイに「フランス・メロディ (の黄金の本) 第3集」とありますので、マスネ、アーン両アルバムも発売されたのではないでしょうか。
−一連のフランス歌曲集がフランス・ディスク大賞を受賞したとのことでふと思ったのですが、ひょっとするとカナダのフランス語圏にフランス歌曲をうまく歌う歌手がいたと驚きを持って迎えられたのでしょうか。またフランス人はこの数年後、モントリオールのオケ (デュトワ&モントリオール管) がラヴェルを美しく演奏することに驚いたのでしょうか。