リスト：ハンガリー狂詩曲集 (10曲)　シフラ(p) （EMI＊578708）

曲目・演奏者

●リスト：
ハンガリー狂詩曲集 より 10曲
〔1. 第2番 嬰ハ短調，2. 第6番 変ニ長調，3. 第8番 嬰ヘ短調，4. 第9番 変ホ長調「ペストの謝肉祭｣，5. 第10番ホ長調「前奏曲｣，6. 第11番イ短調，7. 第12番 嬰ハ短調，8. 第13番イ短調，9. 第14番ヘ短調，10. 第15番イ短調「ラコッツィ行進曲｣〕

■ジョルジュ・シフラ(p)

ディスク・データ

CD// 海外盤 {ADD} EMI＊5 78708 2
　発売：01年／録音：1972〜75年／収録時間：76分
△EMI マスターズ・シリーズ　△ディスク＝MADE IN THE EU

コンディション

◇ディスク：A-〜B+/ 小スリキズ少しあり(強め含む・横方向＊動作確認済)
◇ブックレット：A-〜B+/ 小キズ少しあり
◇プラケース：B+

録音データ・その他

☆1972. 1, 3, 1973. 2, 1974. 2, 6, 11, 1975. 1〜3, 7 パリ・サル ワグラムにおける録音。
−シフラ2回目の全曲録音からの抜粋。−超絶的なテクニック、強烈な打鍵を駆使したアクの強い表現。ハンガリー狂詩曲はシフラのトレードマーク的な曲。この曲集のイメージを作り上げた演奏と言っていいでしょう。−シフラはロマ (ジプシー) の家系のブダペスト生まれ (1921- 94) で、子供の時から居酒屋やサーカスで民謡による即興演奏をおこなって有名であったといいますからまさにこの曲集にピッタリのピアニストです。1950年代初め ソ連軍支配下の祖国から脱出を試みるも失敗して3年間の投獄、懲役。1956年 西欧演奏旅行が許可され、それをきっかけにハンガリーに帰らず、パリに落ち着いたとのことですが、同年のハンガリー動乱の影響でしょう。そうした苦難、祖国を捨てざるを得なかったという人生もロマの歴史に重なります。