＜宮廷舞踏会＞　Jシュトラウス I，ランナー 他　ウィーン・ビーダーマイヤーens （COCO75779）

曲目・演奏者

●[1] J. シュトラウス I：パガニーニ風ワルツ Op.11
[2] ランナー：上部オーストリア州のレントラー Op.186
[3] ファールバッハII：｢休暇で」Op.66 (ポルカ シュネル)
[4] J. シュトラウス I：｢4つの気質」Op.59 (ワルツ)
[5]　同 ：シュペールのポルカ Op.133
[6] ランナー：饗宴のポロネーズ Op.135
[7] J. シュトラウス I：｢若人の情熱｣ Op.90 (ギャロップ)
[8] J. シュトラウスII：新ピッツィカート・ポルカ Op.449
[9] ランナー：｢望郷」Op.202 (シュタイヤーマルク地方のレントラー)
[10] ヨーゼフ・シュトラウス：｢風車」Op.57 (フランス風ポルカ)
[11] J. シュトラウス I：｢ためいき」Op.9 (ギャロップ)
[12]　同 ：｢インドの舞姫」Op.53 (ワルツ)
[13] ファールバッハ I：｢おどけた飛躍」Op.307 (フランス風ポルカ)
[14] ランナー：｢仲間で駆ける」Op.44-1 (ギャロップ)
[15]　同 ：｢宮廷舞踏会」Op.161 (ワルツ)

■ウィーン・ビーダーマイヤーens〔ヘルムート・プッフラー．ベルンハルト・ビーベラウアー(vn)　エドヴァルト・クドラック(va)　ミラン・サガット(cb)〕

ディスク・データ

CD// 国内盤 {DDD} Co−デンオン＊COCO75779
　発売：93年／定価：3000円／録音：1993年／収録時間：75分
△オビはプラケース裏面で接着

コンディション

◇ディスク：A-〜B+/ スリキズ少しあり(小さめ / 強め含む＊動作確認済)
◇ブックレット：B+〜B/ シワ部分的にあり(強め含む) / 白地部分に変色あり(軽め)
◇プラケース：B+　◇バック・インレイ白地に変色あり(軽め)　◇オビ：A-〜B+/ シワ少しあり

録音データ・その他

☆1993. 4 ウィーン・カジノ ツェーガーニッツにおける録音。
−ウィーン・ビーダーマイヤー・アンサンブルはウィーン・フィルのメンバーによるアンサンブル。ビーダーマイヤーとは、ナポレオン後のウィーン会議 (1815年) から三月革命 (1848年頃) までの、いわゆるウィーン体制と呼ばれる平和な時代。シュトラウス・ファミリーやヨーゼフ・ランナらがワルツやポルカを作曲、演奏し、活躍しました。−またビーダーマイヤー様式と言えば、理念的なものを追求せず、日常的で簡素なものに目を向け、探求する芸術運動。ナポレオン台頭の中で普及した「市民社会」という概念が王政復古によって破れ、再び閉塞的な社会に戻ってしまった、半ば諦観のような雰囲気の中で生まれたものでした。−オケによるウィンナ・ワルツではなく、舞曲の原点に戻るような4人の弦楽による演奏はまさにビーダーマイヤー趣味に合致するものでしょう。ただそのつややかな音、品格のある洗練された演奏は、市民的というよりも貴族的と言えるかもしれません。最高級のBGMでもあります。−当アルバムは「南国のバラ｣，｢わが人生は愛と喜び」とヒットを飛ばした 同アンサンブル 3枚目のアルバムでした。−初出盤。どうやらその後の再発はないようです (2023年4月現在)。