シューベルト：ピアノ・ソナタ第13，14番　リヒテル(p) /東京L （VICC2177）

曲目・演奏者

●シューベルト：
[1] ピアノ・ソナタ第13番 D.664 (Op.120)
[2]　同　第14番 D.784 (Op.43)

■スヴャトスラフ・リヒテル(p)

ディスク・データ

CD// 国内盤 {ADD} V−ビクター＊VICC-2177
　発売：95年／定価：2000円／録音：1979年LIVE／収録時間：50分
△スーパー・デジタル・シリーズ (20bit K2プロセッシング)

コンディション

◇ディスク：A〜A-/ 点キズわずかにあり
◇ブックレット：A-/ 内部部分的に軽い波うちあり / シワ少しあり
◇プラケース：A-〜B+　◇バック・インレイに小シワ少しあり, 白地部分に軽い変色あり
◇オビ：A-/ 部分的にシワあり(裏面の糊の影響)

録音データ・その他

☆1979. 2. 1 東京厚生年金会館，1979. 2. 7 東京文化会館におけるライヴ録音。(P) 野島友雄、(E) 渡辺巍。
−リヒテルの3度目の日本公演より。2月〜3月にかけて 東京・大阪などで14回のリサイタルを開きました。当録音の2月1日は1回目、7日は2回目のリサイタルから。−[1]は遅いテンポ、重々しいリズム感でこの曲を晩年と同様の諦観を強調。しかし終楽章のロンドは速めのテンポ。とはいえ強い打鍵による強靭さ、巨人的な音楽の作りを示し、やや性急なテンポによってこの曲の白痴的な軽さの奥にある狂気を抉り出しています。−[2]も作品をやや誇張して、作品の奥深さを強調したような演奏で、まさしくリヒテルならではの表現です。−リヒテルは[1]を1962年 EMIに録音していました。